「開運招福」願う
おしゃれ熊手で福をかき込もう-。縁起物の熊手を作る講座が19日、大崎市古川敷玉地区公民館で開かれた。参加した市内の女性10人が、新年に向けて華やかなオリジナル熊手を作り上げた。同館が企画する成人教育の一環で、「開運招福の縁起物おしゃれな熊手」と題して実施。講師は、ウエディングフラワーコーディネーターや県内のフラワースクールなどで指導している中川歩美さん(仙台市)が務めた。熊手は40センチほどの大きさ。キクやツバキといった造花、正月飾り、マツの枝、金色とピンクのひもなどを手芸道具のグルーガンを使って飾り付けて仕上げる。ツのバランスを整えながら集中して制作。完成した熊手に、満足げな笑みを浮かべる姿も見られた。
シクラメン手渡し見守り
大崎市社会福祉協議会松山支所は12日から19日にかけ、地域見守りネットワーク事業「サンサンふれあい訪問」を行った。各行政区の民生児童委員とともに1人暮らし高齢者宅などを訪れ、近況などを確認した。同事業に登録している65歳以上の1人暮らし高齢者や高齢者世帯を対象に毎年この時期、歳末たすけあい運動の一環として実施。ことしは138世帯を訪問した。18日は、文化丁・台町・新丁行政区で行い、職員と同地区担当の民生児童委員、目黒千代さんが9世帯を回った。目黒さんは「お変わりありませんか」などと声を掛け、小牛田農林高の生徒が手掛けたシクラメンとメッセージカードを手渡した。
高齢者の雇用確保進む
宮城労働局は22日、県内の民間企業による高齢者雇用状況を6月1日現在でまとめ公表した。それによると、ほぼ全ての企業が雇用確保措置を導入していて、60歳以上のフルタイム労働者はこの10年間で1・5倍強に増えた。県内に主な事業所があり、従業員21人以上の企業3838社の報告をまとめた。それによると、65歳までの雇用確保措置を実施済みの企業は99・7%(前年同期比0・1ポイント下落)だった。内容別では「継続雇用制度導入」が65・9%(同1・6ポイント下落)、「定年引き上げ」が30・1%(同1ポイント上昇)だった。70歳までの就業確保措置を導入しているのは35・3%(同1・6ポイント上昇)。企業の規模別では、従業員数300人以下の中小企業で36%(同1・6ポイント上昇)、同301人以上の大企業では23・4%(同1・6ポイント上昇)だった。
優秀賞に佐々木さん
「東北電力第49回中学生作文コンクール」の入賞者が発表され、大崎市古川北中3年の佐々木護助さん(14)が県内1位にあたる優秀賞に輝いた。最優秀賞(文部科学大臣賞)に次ぐ賞で、県内での同賞受賞は佐々木さんのみ。22日、同校体育館で表彰式が行われた。同コンクールは、作文を通じて自分や地域の未来を考えてもらおうと、東北と新潟合わせて7県の中学生を対象に実施。今回は「未来の自分に伝えたいこと」を基本テーマに募集し、424校から1万2540点、県内からは68校1487点が寄せられた。佐々木さんの作品は「未来のわたしへ」と題し、酪農家の父親への憧れや、牛の世話や出産に立ち会った体験、搾乳するため導入したロボット技術などについて紹介。その上で、農業を営む高齢者が楽に経営できる仕組みを考え、父のようなかっこいい酪農家になることを未来の自分に向けてつづった。
公平公正な選挙確保へ
任期満了に伴う色麻町議選(来年1月16日告示、21日投開票)を前に、加美署は26日、白鳥保幸署長を本部長とする選挙違反取締本部を立ち上げた。町議選を巡っては、町選挙管理委員会が今月13日に開いた立候補予定者説明会で定数13に対し15陣営(現職12、元職2、新人1)が出席しており、選挙戦突入が濃厚。署によると、すでに公職選挙法に基づく警告事案が生じているといい、前哨戦から過熱気味だ。
菓子でメリークリスマス
クリスマスの25日、大崎市古川駅前大通のパチンコホール「オータ古川店」は、客から寄せられた菓子の詰め合わせを美里町二郷の障害者福祉サービス事業所「わ・は・わ南郷」の利用者にプレゼントした。社会貢献として2019年に始めた取り組み。同店の客が獲得した景品の菓子類のうち不要な分について店内に設けた箱に寄せてもらい、福祉施設などに寄付している。ことしは名取市のこども園を含む2カ所に贈る。
新校名「米山小」に決定
登米市教育委員会は、いずれも米山地域の米岡、中津山、米山東の小学校3校を統合して2026年4月に開校する新設校の校名を「米山小学校」と決めた。地域の児童生徒や保護者らを対象にしたアンケート調査で50%以上から選ばれたほか、少数意見にも「米山」が含まれたものが多かった。現在の米山総合支所の解体工事は本年度中に始まる予定で、統合小学校や総合支所、公民館などの機能を併せ持つ複合化施設として生まれ変わる。
渡り鳥観察に役立てて
栗原若柳ライオンズクラブは15日、結成60周年記念事業の一環で、観察用三脚付き望遠鏡1台を県伊豆沼・内沼環境保全財団に寄贈した。子どもたちに対する自然保護教育を支援する狙い。千葉会長と川嶋保美・式典委員長、小山城幸・アクティビティー部会長の3人が栗原市若柳の県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンターを訪れ、財団の白鳥まゆみ事務局長に望遠鏡を手渡した。伊豆沼・内沼は、ハクチョウ、ガン、カモなど渡り鳥の飛来地として国際的に重要な湿地。1985年にラムサール条約登録湿地に指定された。
瀬峰で全東北空手道選手権
第27回全東北空手道選手権大会・第12回奥州杯空手道選手権大会(実行委員会主催)がこのほど、栗原市瀬峰トレーニングセンターで開かれた。東北各県や関東から約300人が出場。地元の宮城空手道北峰会(栗原市瀬峰)に所属する千葉弘翔選手(築館中)が全東北中学男子軽中量中級の部で優勝した。相手に直接打撃を与える形式で、一部は来年1月に大阪で開かれる全国大会「ジャパンアスリートカップ」の予選を兼ねている。痛みや負けた悔しさに涙を流す選手の姿も。応援席からは、選手を鼓舞する熱い声援が飛び交っていた。
コメントをお書きください