境内を華やかに
大崎市古川福浦の道祖神社境内で、住民が制作したイルミネーションがことしもともされた。LEDの数や電飾の種類を年々増やし、地域住民や神社前を通るドライバーを楽しませている。福浦地区振興部と福浦子供会がコロナ禍で疲弊した住民らを元気づけようと、2020年に始めた催し。LEDは昨年より約3000球多い約1万3000球に増やし、新たに鳥居を装飾。手前に立って撮影できる翼のオブジェも作った。
「機会あればぜひ留学を」
県内の大学に通う留学生と交流する事業が11月30日、大崎市岩出山中(全校生徒189人)で行われた。ベトナム、中国、モンゴルの留学生が来日のきっかけや将来の夢を生徒たちに語り、「機会があればぜひ留学を」と呼び掛けた。異文化との相互理解を通じて国際社会で活躍する人を育てようと、岩出山ロータリークラブが主催。ロータリー米山記念奨学会の奨学金を受けている6人を同校に招いた。体育館で行われた歓迎セレモニーで留学生は、母国の文化や現在研究していることなどをスライドで紹介。このうち東北大で幾何学を研究している中国の鄒暁城さんは「自分の国と違う文化や考え方を体験するのは非常に貴重。留学しないのはもったいない」と語り、「英語をはじめ、今勉強している知識を活用するチャンスは必ず来る。頑張って」とエールを送った。
色麻町 新年度に機構改革
色麻町は新年度に機構改革を行う。現行の産業振興課を新設「地域振興課」「農林課」に業務分担し、総務課が担っている予算編成や財政管理を企画情報課改め「企画財政課」が引き継ぐ。税務課と会計課は「税務会計課」に統合し、子育て支援室は課に昇格させる。7日までの町議会定例会12月会議で、関連の条例改正案が原案可決された。業務の効率化と住民サービス向上が主目的。民設民営の幼保連携型認定こども園開園(来年4月1日)に伴い、町立の保育所と幼稚園の閉所(園)を踏まえた職員の配置転換も視野に入れる。「地域振興課」の業務は観光と商工業の振興、にぎわい創出に向けた情報発信、企業誘致など。「農林課」は基幹産業活性化を担う。
副町長に鶴谷前総務課長
色麻町議会は6日の定例会12月会議で、今月末で任期満了となる山吹昭典副町長の後任に、前総務課長の鶴谷康氏(61)=同町王城寺=を充てる人事案に同意した。任期は来年1月1日から4年間。鶴谷氏は同町出身で東北学院大卒。1985年に町役場入庁。会計管理者、保健福祉課長、企画情報課長、議会事務局長、総務課長などを歴任し、ことし3月末に定年退職。本年度は会計年度任用職員の立場で、主に後進指導に当たっていた。
薦めたい本アピール
他人に薦めたい本の広告(POP)を美里町の中学生から募った「POP決戦! 本の三国志天下統一戦」の入賞者が決まった。表彰式が11月30日に町南郷庁舎で開かれ、入賞者が表彰された。POPは、3中学校の生徒がはがきサイズの用紙に手書きした。小説や自己啓発本、名言集の推奨理由や感銘を受けた点について推薦文を練り上げたりイラストを添えたりして工夫を凝らした。応募作72点を10~11月に小牛田図書館と南郷図書館に展示。来館者と両図書館職員の投票で、最も魅力的な作品を寄せた学校と個人を選んだ。最高賞に当たる「天下一統賞」に輝いたのは、125票を集めた小牛田中。不動堂中は103票、南郷中は102票をそれぞれ獲得した。
3万5000の光で彩る
登米市中田町の石ノ森章太郎ふるさと記念館で1日から、冬の風物詩「光のページェント」が開かれている。庭園内の庭木や小川に飾り付けられた約3万5000球のLED電飾が色とりどりの光に輝いており、幻想的なイルミネーションで市内外から訪れたカップルや家族連れを魅了している。25日まで。記念館入り口の塀には故・石ノ森章太郎さん原作、仮面ライダーのイルミネーションが設置され、来場者を出迎える。庭園内には、石ノ森さんの生家前を流れる小川を再現した青色の電球が幻想的な彩りで川の流れを演出し、中央の池の水面に鮮やかに映し出されている。
「文化の日表彰」を報告
文化の日で知事表彰を受けた栗原市国際交流協会(淺沼政幸会長)の報告会が11月27日、栗原市若柳、はさま会館で開かれた。佐藤智市長をはじめ、高橋渉市議会議長、熊谷義彦、瀬戸健治郎両県議らが祝った。表彰報告に先立ち、同協会の活動に尽力したとして、初代会長の川嶋保美顧問、2代目会長の菅原敏允顧問、元副会長の金田裕子参与、前事務局長の黒澤征男参与の4人に淺沼会長から感謝状が贈られた。