岩出山の書家 加納鳴鳳さん 「最後の個展」
大崎市岩出山の書家で、宮城書芸院会長を務める加納鳴鳳(本名・雅弘)さん(72)は22~25日の4日間、「腎臓移植50周年」を記念した書展を仙台市宮城野区の東北福祉大ギャラリーミニモリで開く。自身最後の個展とし、開催日ぎりぎりまで作品を書き続けている。加納さんは3歳でネフローゼ症候群を発症。20歳のとき、早稲田大野球部の練習中に慢性腎不全で倒れた。1974年2月に母親のミネ子さんがドナーとなり、東北大病院で21例目の生体腎臓移植手術を受けた。移植後、50年以上生存している患者は東北では加納さんのみ。書家の津金孝邦さん(1929~2021年)に師事し、日展で38歳から2年連続入選するなど、県書道界の第一線で長らく活動してきた。個展は20年に開いた移植45年展以来で、巨大紙を使った詩文など60点余りを披露する。
台北の高校生 古高へ
教育旅行の一環で宮城県を訪れている台湾・台北市の高校生が19日、古川高で同校の生徒と交流した。生徒たちは互いに英語や翻訳アプリなどを使い、言葉や国籍の壁を越えて親交を深めた。教育分野における関係強化などを目的とした台北市政府教育局主催の取り組みで、県と台北市が2024年4月に交わした「教育旅行促進に向けた覚書」に基づくもの。古川高との交流は同年7月に続き2度目で、ことしは台北市成淵高級中学(成淵高中)の生徒22人が教職員や教育局職員と共に訪れた。成淵高中の生徒たちは古川高の2年生有志36人による歓迎を受けた後、剣道と琴を体験。このうち剣道では、部員の指導で礼や素振りなどを練習した後、打ち込みに挑戦。当初は遠慮がちに竹刀を振っていたが、「痛くないから思い切り打って」という顧問の指導を受け、「めーん」と声を張り上げて防具を着けた部員の面を打っていた。
美里町ダブル選が告示
任期満了に伴う美里町長選は20日告示され、正午までに現職と新人合わせて2人が立候補を届け出た。選挙戦となるのは2010年以来16年ぶり。大寒の寒空の下、支持を訴える声が響いた。同日選の町議選(定数13)には正午までに現職と新人計13人が立候補し、初めての無投票となる公算が大きくなっている。投票は25日に行われ、即日開票される。町長選に立候補したのは、いずれも無所属で、現職で4選を目指す相澤清一氏(73)=同町中埣=と、新人で整骨院経営の梶田茂教氏(54)=同町新妻の神=。主な争点は相澤町政3期12年に対する評価や少子高齢化対策、産業振興など。相澤氏は初当選した14年を含め3回連続無投票が続いていた。
高3で「電験三種」合格
古川工業高電気電子科3年の熊野修也さん(18)がこのほど、難関資格とされる「第三種電気主任技術者」(電験三種)試験に合格した。同校在学中の同資格取得は12年ぶりで、熊野さんは「将来は電気技術者として社会に貢献したい」と目標を語っていた。電験三種は、工場やビルなどに必ず設置されている事業用電気工作物の保安監督を行うために必要な国家資格。「電気のスペシャリスト」として需要が高い資格ながら、合格率はわずか10~15%。試験は夏と冬の2度あり、3年以内に理論、機械、電力、法規の4科目全てで合格する必要がある。熊野さんは手に職を付けて高校卒業後すぐ社会に出ようと、同校へ入学。電験三種は2年生の夏、「物は試し」という軽い気持ちで挑戦したところ、理論科目に合格。手応えを感じたため勉強に本腰を入れ、冬の試験で機械と法規、昨年夏の試験で残る電力に合格し、12月に免状が交付された。
温泉とマルシェ満喫
温泉とマルシェを同時に楽しむ「湯ったりマルシェ」が17日、色麻町平沢の日帰り温泉「かっぱのゆ」で開かれた。施設を訪れた家族連れらは地元グルメやワークショップなどを満喫し、心身ともに温かな時間を過ごした。町地域振興課が主催し、みやぎ大崎観光公社(大崎市古川)が運営する「しかまのマルシェ」本年度第3弾。2年前から毎回異なったテーマと会場で実施していて、知名度は浸透しつつあるという。会場では加美農業高の生徒が自分たちで栽培したダイコンやネギ、ニンジン、加工品を、地元飲食店が「しかまコロッケ」「かっぱまんじゅう」といった地域の特産品などを販売。笑い文字やキッズ向けアクセサリー制作、ハンドメード、ほっとヨガなどの体験コーナーも並んだ。また、同町初代PR大使のタレント、ワッキー貝山さんが来場。ビンテージガチャガチャ収集家としても活動するワッキーさんがこれまで集めた「キン肉マン消しゴム」(キン消し)などが入ったカプセルトイブースもあり、親子連れらがわくわくした様子で回転式レバーを回す姿が見られた。

コメントをお書きください