心和む絵手紙300点
加美町で活動する「加美絵手紙サークル」(高橋恵美代表、会員数18人)の作品展が、中新田図書館展示ホールで開かれている。季節の野菜や果物、花などに温かい言葉が添えられた心和ます絵手紙が会場いっぱいに並び、訪れた人の目を楽しませている。27日まで。同サークルは1997年に設立し、現在は町内をはじめ大崎市古川、栗原市の会員で構成。冬季期間を除いて毎月1回、日本絵手紙協会認定講師の岡崎紀子さん(仙台市)を招き、同館で活動している。作品展は今回で23回目。書面に絵を添えた絵手紙のほか、干支をテーマにした年賀状、白色クレヨンで書いた文字の上に顔彩を塗った「はじき絵」、来年の干支「馬」をモチーフにした粘土細工、大型カレンダーなど約300点が並ぶ。
藍染め体験し歓声
県立支援学校小牛田高等学園(菅原幸史校長)の1年生22人が20日、自ら育てた藍から抽出した染料を使い、校内で藍染めを体験した。作品をもとに来年2月、美里町で展示会開催を目指す。自己表現力を高めるのが狙い。藍は4月に校内の農園に約800株を植え、7月から9月にかけて4度にわたり刈り取った。葉を水に漬けて色素を抽出。葉を取り出してから石灰を加えてかき混ぜ、染色助剤を使って染料とした。この日は大崎市田尻の藍染め作家、山下のぞみさんを招いてワークショップを開催。幾重にも折り畳んで任意の箇所を割り箸や輪ゴムで止めた白い布(1・8㍍×37㌢)を用意した。布を水で濡らしてから染料に2回漬け、すすいで酢水に入れてから水洗い。広げてみると、深みのある鮮やかな幾何学模様が浮かび上がり、生徒たちは感嘆の声を上げた。
水辺の自然再生シンポ
水辺の自然再生共同シンポジウム(実行委員会主催)が22日、大崎市役所で開かれ、温暖化と生き物の生息環境への影響、在来魚の保全など研究成果や活動について報告が行われた。同市鹿島台のNPO法人シナイモツゴ郷の会(高橋清孝理事長)は、小型アメリカザリガニ駆除の効率化を図るため改良した捕獲装置を紹介した。シンポジウムは東京都内と大崎市を会場に、毎年交互に開催されている。今回は、研究者や在来の魚類保護活動に取り組む団体の関係者ら50人ほどが参加した。シナイモツゴ郷の会が展示した円筒型の捕獲装置は、成体になる前の小型のアメリカザリガニを捕らえ、駆除の効率を高めようと改良したもの。共食いをする大型のアメリカザリガニが入らないよう網を張り、遮光ネットで覆い暗い場所を好む習性を利用し装置に誘導する。大量の捕獲に成功したという。
若手の採用、育成に尽力
大崎市鳴子温泉の菅甚建設(菅原伸介社長)が6日、若者の採用、育成に積極的に取り組む「ユースエール認定企業」として国から認定を受けた。雇用管理を中心に若手を定着させる取り組みが評価された。17日、通知書が交付された。1946年に創業した同社は道路や橋、堤防の建設、補修を行っている。現在の社員33人の年齢層は18歳から70代と幅広く、地元高卒者も積極的に採用。有給取得率向上といった実務面だけでなく、ICT施工や3D測量など技術面からも業務の効率化を図り、残業削減につなげている。
絵画や絵手紙60点
大崎市三本木の本宮由紀枝さん(63)ら親子3世代の絵画、絵手紙を中心とした作品展「も展+」が、三本木字町浦のパン工房「青い虹」で開かれている。30日まで。2015年にUターンしたデザイナーの長男P太郎さん(36)が「まちおこしをしたい」と、二人展を開催したのが始まり。P太郎さんの妻kimiさん(40)と娘3人(ゆきのちゃん、なつきちゃん、みつきちゃん)を加えた「本宮家の展示会」から「も展」とし、2年に1回開いている。6回目の今回は、本宮さんの兄(66)と友人(53)ら3人も加わり、合計9人が計約60点を展示した。P太郎さん一家5人の合作「みんなといっしょ。」は、色鉛筆や絵の具で描いた自画像、花などを貼り合わせたコラージュ作品。貝殻を生かしたピアスやイヤリングもある。本宮さんの作品は絵手紙30点で、淡い水彩で描かれた季節の花や旬の野菜の片隅に添えられた手書きのメッセージがぬくもりを感じさせている。
友人や夫婦でプレー
「第25回穂波男女ペアパークゴルフ大会」が15日、大崎市田尻の加護坊さくらパークゴルフ(PG)場で開かれた。フレンド、ファミリーの部に合わせて81組162人が参加し、爽やかな秋空の下、伸び伸びとプレーを楽しんだ。同PG場を運営するたじり穂波公社が主催する、ことし最後の大会。男女でペアを組むのがルールで、友人同士のフレンドの部に47組94人、夫婦や親子のファミリーの部に34組68人が参加した。競技は、2人で一つのボールを交互に打つフォアサム方式で実施。「さくら」「うぐいす」両コースの36ホールを回り、スコアを競った。参加者たちは上位入賞を狙おうと、親子や夫婦、友人で協力しながらカップイン目指してクラブを振り、場内に快音を響かせていた。
2部門で22チーム熱戦
「第18回ササニシキ杯家庭バレーボール大会」(北都開発、大崎市古川家庭バレーボール協会主催)が16日、タカカツアリーナ大崎(大崎市古川総合体育館)で開かれ、ビニールボールの部、ゴムボールの部合わせて22チームが熱戦を展開した。8人制のバレーボール大会で、県北部と東松島市からビニールボールの部に17チーム、ゴムボールの部に5チームが出場。選手たちは互いに声を掛け合い、力強いスパイクを打ったり、3枚ブロックで阻止したりと白熱した試合を繰り広げた。その結果、ビニールボールの部は東松島市のALPHA、ゴムボールの部は大崎市のTVCがそれぞれ優勝した。大会名にちなみ、ササニシキが優勝チームに20㌔、各選手にも1㌔贈られた。

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