2025/11/20


外国人材第2弾採用

 大崎市社会福祉協議会(高橋栄德会長)は、インドネシア出身の若手女性4人を採用した。先月雇い入れたフィリピン出身者に続く第2弾の外国人材。14日に特別養護老人ホーム敬風園(同市鹿島台平渡)で辞令を交付し、人手不足と高齢化が進む職場の労働力確保や活性化に期待した。色麻町や栗原市で特別養護老人ホームやデイサービスセンターを運営する「宮城福祉会」(名取市)の支援を受けて採用した。4人は、いずれも特定技能1号(介護分野)の資格を持つ20歳代で、介護職員として敬風園に勤務し、介護福祉士資格取得を目指す。

 

今季の酒造りスタート

 大崎市松山の酒造会社「一ノ蔵」が栗原市一迫川口に設ける第2蔵、金龍蔵で14日、例年より1カ月ほど早く今シーズンの酒造りがスタートした。初日は朝からコメを蒸して麹を作る作業が始まり、夕方には関係者が出席し、酒造りの開始を告げる甑起こしの神事が執り行われた。甑はコメの蒸し器のことで、蔵人たちは大きな甑で蒸したササニシキと蔵の華を布に載せ、麹室へ走って移動。麹室では平らに広げたコメに麹菌を振り、布で何重にも包み発酵を促した。麹菌はわずかな空気の揺れにも影響を受けるため、室温約30度の中、慎重に手を動かしていた。

 

 

闘魂ボンバーズ(石巻)優勝

 「第7回大崎タイムス社杯・古川ソフトボール協会長杯争奪秋季ソフトボール大会」が16日、大崎市鹿島台の鎌田記念ホールグラウンドで開かれ、県内の5チームが熱戦を繰り広げた。その結果、闘魂ボンバーズ(石巻市)が2大会ぶりに優勝した。大会は春と秋の年2回実施。今大会には、ソフトボーイズ(登米市)、Team・S(仙台市)、志田・陸前クラブ連合(大崎市)、闘魂ボンバーズ、東松バンビーノ(東松島市)が出場。試合はリンク戦で行い、得失点差で優勝、準優勝を決定した。開会式では、前回大会で初優勝した志田・陸前クラブ連合が優勝旗を返還。同協会の佐々木賢司会長があいさつし、「県内のソフトボール熱を盛り上げるためにも皆さんに頑張ってほしい」と激励した。

 

火災対応へ連携強化

 変電所火災などの際に迅速な対応を図るため連携を強化しようと、古川消防署と東北電力ネットワーク古川電力センターは14日、大崎広域消防本部庁舎で交流会を開き、消火活動時の安全確保などについて情報交換した。

 同センター管内では2003年5月、地震の影響により宮城変電所(加美町)で火災が発生しており、センターと加美消防署は昨年、初めて同変電所で合同訓練を実施した。古川消防署と交流会を開くのは初めて。交流会には約40人が参加。古川消防署の板垣英明署長、同センターの佐々木康徳所長が相互の連携強化を期待しあいさつ。続いて、センターが変電所の概要や危険箇所、災害時の連絡体制などについて説明。感電事故を防ぐため職員が変電所に入るまで待機し、停電確認後に消火活動をするよう求めた。

 

歌やゲームで楽しく

 古川農協のミニデイサービス「ひなたぼっこ」が10日、大崎市古川の師山生活センターで開かれ、地区の高齢者が集まり、歌やゲームで楽しいひとときを過ごした。ミニデイサービスは同農協の地域貢献活動の一環。各地区の集会施設などを会場に、同農協女性部や福祉活動を支援する団体「JA古川にじの会」とともに、高齢者の健康づくりなどを行っている。この日のミニデイサービスには、師山地区の67歳から91歳までの高齢者16人が参加。にじの会メンバーの進行で歌を歌ったり、輪投げをして体を動かしたりした。新聞紙を使ったパズルゲームでは、手で切ってばらばらになった新聞紙を並べ元の紙面に復元。参加者は話し合いながら、和気あいあいと紙を組み合わせていた。

 

環境ポスター表彰式

 

 小中学生が描く「おおさき環境ポスター」の表彰式は13日、大崎市役所であり、全3部門(小学校低学年、同高学年、中学校)の入賞者に賞状が手渡された。市内の小学校と中学校、義務教育学校からの応募136点を審査し、3部門計23点が入賞。地球温暖化、異常気象など世界的な影響がある環境問題に警鐘を鳴らす作品、ごみ分別、節電、節水といった身近な取り組みを促すものなど、児童生徒らしい個性と想像力が光る力作ぞろい。このうち中学校の部は、大場蒔さん(古川東3年)の作品が最優秀賞に。「私たちの豊かな環境 大切に」のメッセージと、黄金色の稲穂、ヒマワリなど市の象徴的な風景、市公式キャラクター「パタ崎さん」が印象的だ。