来年の年賀はがき到着

2026年(午年)用年賀はがきが9日、大崎市の古川郵便局に到着した。販売は30日に始まり、年賀状の引き受けは12月15日から行う。午前9時ごろ、同局裏の搬入口に年賀はがきを積んだ配送業者のトラックが着くと、髙橋新和総務部長以下、局員10人がバケツリレー方式で台車に積み込み、屋内へ運び入れた。髙橋総務部長は「伝統文化である年賀状を、後世に残したい思いがある。1枚でも多く利用してもらえれば」と話していた。
新米ご飯振る舞う

あ・ら・伊達な道の駅(大崎市岩出山池月)の「サンクスフェスティバル」が4日に開かれ、炊きたての新米が来場者に振る舞われた。アイドルのステージショーも行われ、市内外から訪れた多くの人でにぎわった。市内で収穫された新米を味わってもらおうと、同道の駅が開いている恒例行事。「ひとめぼれ」のご飯1000食を、地場産野菜をふんだんに使った豚汁や地元農家が提供した漬物、シャインマスカットなどとともに無料で提供した。
現新合わせ5人立候補
任期満了に伴う知事選が9日告示され、午後1時までに、いずれも無所属の現職と新人合わせて5人が立候補を届け出た。現職・村井嘉浩氏(65)の5期20年に対する評価や県水道事業民営化の是非、仙台圏への一極集中、人口減などを主な争点に論戦が繰り広げられる。投票は26日で、即日開票される。立候補したのは届け出順に、現職で6選を目指す村井氏、新人で元自民党参院議員の和田政宗氏(51)、新人で自然塾経営の金山屯氏(85)、新人で元立憲民主党県議の遊佐美由紀氏(62)、新人で元角田市職員の伊藤修人氏(33)。午前8時半に県庁で立候補の受け付けが始まり、届け出を済ませた各陣営は早速第一声。選挙カーで遊説先を回り、支持を訴えた。
地元素材で地域活性化
地域にある素材を生かし活性化策を探る「ローカルイノベーションスクール」(大崎市雇用創造協議会主催)の成果発表会が4日、大崎市役所で開かれた。「旧千葉家住宅」(岩出山)、「鳴子の米プロジェクト」(鳴子温泉)をテーマに、参加した若手中心の社会人らがアイデアを競い合った。市や商工団体などで構成する同協議会は厚生労働省から委託を受け、雇用拡大へ向けたセミナー、人材育成などに取り組んでいる。「スクール」は事業の一環で行った。参加したのは20~60代の学生、自営業者、会社員など17人。7月から現地を視察するなどして企画を練り上げた。古民家を活用したレストランとして利用されていた旧千葉家の再利用では、タケノコ取りなどタケに注目した体験活動、屋敷内の湧き水を利用した風呂や食事などでリフレッシュさせる「ウェルネスツーリズム」を二つの班が提案した。
SNS型詐欺被害防ぐ
古川署は3日、SNS型投資詐欺被害を未然に防いだとして、鹿島台郵便局と対応に当たった局員の井上千代美さん(59)、千葉千佳さん(37)に感謝状を贈った。井上さんと千葉さんは9月5日午前10時40分ごろ、同局を訪れた市内の60代男性がイヤホンを片耳にかけてスマートフォンでしきりに通話しているのを発見。ATMを操作しようとしていたため声を掛けると、男性は落ち着いた様子で「送金の方法が分からないので教えてほしい」と答えた。送金先は外国人名義で、相手は知らない人、目的は投資という質問の答えに、「詐欺に遭っている」と確信。2人は手続きを中止させて警察に通報し、男性を説得した。男性は「有名人も参加しているLINE(ライン)グループで誘われた」と応じなかったが、駆け付けた署員の説明でようやく被害に遭う寸前だったと気付いた。
本番へ向け練習に熱
古川混声合唱団の第33回定期演奏会が19日午後2時から、村田工務所パタ崎さんHallおおさき(大崎市民会館)で開かれる。団員たちは、「心にしみる美しい歌声とメロディーを届けたい」と練習を重ねている。同団は1989年に結成。団員は現在26人。地域の音楽文化を盛り上げようと活動を続けおり、定期演奏会は91年から毎年開催。毎週水曜夜、市地域交流センター・あすもで練習に励んでいる。今回の定期演奏会は3部構成。「空」を題材としたヒットメドレーは、離れた場所にいる大切な人に思いを寄せる名曲ぞろい。宗教曲はラテン語とドイツ語で歌い上げ、組曲「蔵王」は混声合唱の醍醐味を存分に味わえる曲に仕上げている。
コメントをお書きください