2025/08/13


台湾の文化など紹介

 加美町中新田図書館展示ホールで、企画展「台湾Week」が開かれている。台湾の地理や文化などを紹介したパネルや関連図書が並び、訪れた人たちが関心を深めている。20日まで。町国際交流協会と同館が、昨年のフランス・パリ五輪に続いて共催で実施。同町は現在、台湾・嘉義市と交流を進めていて、先月は嘉義市の黄敏恵市長が初めて来町した。会場は、鳴瀬と広原児童館の子どもたちが制作したちょうちんや色鮮やかなランタン合わせて130個が天井を彩り、台湾の街並みや文化、野球チームなどを紹介したパネルが並ぶ。また、嘉義市から寄贈された、日本統治時代に台湾で流行したマジョリカタイル、宝箱をモチーフにした紙製の「紅包」などもある。

ゆとりある運転を

 夏の交通事故防止運動(7月21日~8月20日)に基づく街頭キャンペーンが、大崎地方の各地で開かれている。お盆を控え、酒を飲む機会や長距離の移動が増える時期、警察署と交通安全推進団体がドライバーに交通ルール順守とゆとりある運転を訴えた。遠田署は7日、美里町牛飼の国道108号交差点で行った。炭酸飲料をドライバーに配り、疲れを感じた際は早めに休憩を取るように呼び掛けた。キャンペーンは、その名も「あっ、ソーダ!早めの休憩シュワっと爽やか一息作戦」。遠田地区交通安全協会を含む涌谷、美里両町の交通安全推進団体4団体から計40人ほどが参加し、信号待ちの運転手に「暑いので適度に休んでください」と声を掛けながら炭酸飲料とチラシを手渡した。

陸羽東線復旧工事9月着手へ

 「鉄道は道路と同じく、つながってこそ役割を果たす」-。伊藤康志大崎市長は7日の定例記者会見で、JR陸羽東線鳴子温泉-新庄間の9月復旧工事着手に期待感を示した。昨年7月の記録的大雨で被災し、運転見合わせが続く区間。JR東日本東北本部によると、盛り土崩壊や土砂流入など計19カ所の復旧工事を計画し、うち7カ所が9月開始。残る12カ所は進捗をみて順次着手の構え。また瀬見温泉-東長沢間の土砂流入部分は森林管理者による災害防止対策と連携で行う。運転再開時期は「進捗状況を踏まえて別途お知らせします」(JR東)とし、現時点で未定。

 

お盆の仏壇を華やかに

 お盆を控えた8日、ハスをかたどったランタン作りが大崎市三本木字町浦の慈眼寺であった。同寺の檀家や近隣住民ら14人が、本物そっくりのハスを紙で制作した。住宅事情やライフスタイルの変化で近年、簡素な作りに変わりつつある仏壇を華やかに飾って先祖の霊を迎えてもらおうと、同寺寺族の梅澤里美さん(46) が企画した。大崎市古川長岡地区公民館の橋本美佳さんら2人が講師を務めた。参加者たちは、花びらやおしべに当たる青紫やピンク、黄色の蓮紙の先をよじったり、紙コップに幾重にも貼り付けたりして直径十数㌢の優雅なハスの花を作り上げていった。

 

夏まつりで世代間交流

 大崎市社会福祉協議会松山支所は7日、世代間交流を目的とした「さんさん夏まつり」を同市松山保健福祉センターで開いた。中高生を含むさまざまな世代が運営ボランティアを務め、高齢者施設や児童福祉施設の利用者らでにぎわいを見せた。幅広い世代の触れ合いを狙いとした開催は4年目。地元の松山ボランティア活動連絡協議会や松山高、松山中などの会員、生徒が運営に携わり、放課後児童クラブや放課後等デイサービスの利用者80人ほどを含む約180人でにぎわった。メインの松山音頭では会場中央にやぐらを設け、一同が輪になって踊りに挑戦。的当てや輪投げといったゲームもあり、「缶タワー」では、空き缶と紙皿を組み合わせて高さを競い、大いに盛り上がった。