休耕田で泥んこバレー

水を張った休耕田をコートにバレーボールの試合を行う「第14回泥んこバレーin小泉」が27日、大崎市古川小泉地区で開かれた。市内外から15チーム、約80人が参加し、全身泥だらけになりながらボールを追い掛けた。小泉親交会(勝井徳会長)が地区民の交流や地域活性化を目的に、2009年に始めた。ユニークさが徐々に口コミで広がり、現在では遠方からも出場者が集まる人気イベントとなった。今回は大崎地方を中心に、仙台市や登米市、大和町からも出場。水が並々と張られたコートに3人一組で入り、泥に足を取られながら懸命にプレー。ボールを追い掛け思い切って飛び込み、豪快に泥しぶきを上げながらレシーブを返すと、観客から大きな声援が送られた。
鮎フェスin鳴瀬川

「鮎フェスin鳴瀬川・鮎釣りトーナメント」(実行委員会主催)が20日、加美町の小野田大橋付近で開かれた。アユの塩焼きが振る舞われたほか、子どもたちを対象にしたアユのつかみ取りなども行われ、大勢の親子連れなどでにぎわった。アユは町内で養殖されたもので、塩焼きを振る舞うコーナーの前には長蛇の列。真夏の日差しが照りつけ気温がぐんぐん上昇する中、スタッフが汗を流しながら炭火で焼き上げ、来場者に手渡していた。
宮城山形4団体連合発足
高規格道路「みちのくウエストライン」(宮城県石巻市−山形県酒田市)早期実現に向けて、両県と関係4団体が28日、団結して国への要望活動に取り組む新組織を立ち上げた。組織名は「みちのくウエストライン『石巻新庄道路・新庄酒田道路』宮城・山形・4団体連合整備促進期成同盟会」(略称・宮城山形4団体連合)。2024年度政府予算で石巻市−山形県新庄市間(約110㌔)の調査費が初計上されたのを機に、これまで4団体(石巻・新庄地域高規格道路建設促進期成同盟会、国道47号・新庄酒田地域高規格道路整備促進期成同盟会、「みちのくウエストライン」建設促進沿線市町村議会連携会、石巻・酒田間地域連携軸強化促進協議会)個別に進めてきた活動を「県ぐるみで一致団結し、強力に推進していく」(宮城県土木部道路課)狙いという。山形県最上町で設立総会があり、官民の沿線関係者20人余りが出席。議事では、両県知事を会長とする役員構成、道路整備の事業化を求める中央要望の日程(8月)、組織規約をそれぞれ承認した。
子育て世帯にコメ配布
米価高止まりが続く中、夏休みに入った子育て家庭を対象に涌谷町は28日、コメの無償配布を始めた。初日は受け渡し開始とともに親子連れらが配布場所を訪れ、受け取ったコメに笑顔を見せた。国の交付金を活用した。対象は18歳以下の子どもを育てている町内の879世帯1513人で、子ども1人当たり昨年県産ひとめぼれ7㌔分を贈る。初日は、配布場所の新みやぎ農協涌谷営農センターに親子や祖父母が訪れ、引換券を町職員に渡すと、精米5㌔と2㌔のセットを受け取った。子どもたちは真っ白なコメが入った袋を両手で抱えるとにっこりほほ笑んだ。
「ねんりんクラブ」開講
大崎市古川東大崎地区公民館で24日、シニア世代向けの新講座「東大崎ねんりんクラブ」が開講した。高齢者を中心としたスポーツと文化の祭典「ねんりんピック」の種目を取り入れ、趣味と健康づくりをみんなで楽しもうとの呼び掛けに、初回は10人が集まり、「賭けない、飲まない、吸わない」健康マージャンを楽しんだ。この日は、初心者と経験者に分かれて実施。初心者テーブルには、健康マージャンが活発な古川富永地区の講師が入り、本来なら誰にも見せない牌をオープンにし、参加者同士で教え合いながらルールを学習。一方、経験者テーブルでは「しまった、リーチ早過ぎたかな」などと言いながら、慣れた様子でテーブルを囲んでいた。同クラブは来年2月まで全8回開催。公民館事業への参加が控えめな男性に興味を持ってもらうことも重視しており、グラウンドゴルフやeスポーツなども予定しているが、参加者の声を取り入れながら柔軟に作り上げることにしている。
デッサン会で技術磨く
大崎市を拠点に活動する県内最古の洋画団体、春光会(小山田光太郎会長、会員数30人)の作品展「第77回春光会展」が8月6日から11日まで、市民ギャラリー・緒絶の館で開かれる。伝統や技術の高さで首都圏の美術関係者からも一目置かれている同会。小山田会長が指導するデッサン会には多くの会員が参加し、研さんを積んでいる。同会は1947年、東京に行っていた画家7人が古川に戻り設立した。全ての物資が不足している戦後の時期だが、このころ始まった展覧会で認められ画壇から注目されるようになり、何とか画材を入手して活動。費用を支援する画材店の存在も、会を育てる素地になったという。同市古川穂波のギャラリー&カフェ「びいひろ」でこのほど開かれたデッサン会では、短時間でモデルの特徴をつかみ、スケッチブックに描く作業を繰り返した。一般市民も一緒に技術を学び合う場で、小山田会長は一人ずつ回り助言していた。
ふるさとまつり楽しむ
大崎市古川高倉地区の「2025ふるさとまつりin高倉」(高倉地域づくり委員会主催)が26日、旧高倉小の体育館と校庭を使って開かれた。始まって3年目の新しい催しだが、地域住民をはじめ地区外の親類や帰省者も大勢集まり、夏休みの思い出づくりを楽しんでいた。統合に伴い惜しまれながら閉校した高倉小に住民が集まれる催しを、と始まった。当初は子どもたちを中心に企画したイベントだったが、交通手段を持たないお年寄りも家族と一緒に参加し、世代を問わず楽しめる内容にしようと、毎年工夫している。この日は児童館の子どもたちがダンスでオープニングを飾った後、全員で輪になって「高倉音頭」を踊った。初めて行った「スリッパ飛ばし大会」は、11㍍超えの記録が出て会場を沸かせた。
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