2025/06/27


電話対応コンクール

 電話対応コンクール古川広域地区大会(日本電信電話ユーザ協会古川広域地区協会主催)が24日、古川商工会議所で開かれた。5事業所から7人が出場し、審査の結果、安達琉歌さん(22)=菓匠三全=が優勝した。安達さんは準優勝の2人とともに、9月の県大会に出場する。同コンクールは社員の電話対応技能を高め、顧客満足経営に欠かせない人材育成を目的に毎年行われている。全国大会が仙台市で開催される本年度は、県内で90人が申し込んだ。競技は、牛タン専門店の通販サイト窓口担当者が、商品の保存期間を知りたい人から電話を受けたという想定で実施。出場者は、受話器の向こうの顧客に「おもてなしのお手伝いをさせてください」と心を寄せ、疑問点に答えながら商品を薦め、笑顔で対話していた。

「花金夜バー」オープン

 花が彩る飲みどころで、日本遺産「みちのくGOLD浪漫」にちなんだ食材やイベントを楽しむコンセプトバーが毎週金曜日夜、JR涌谷駅前のゲストハウス「あんだあも」で開かれている。みちのくGOLD浪漫推進協議会と涌谷町の飲食業「わくやキッチン」、花卉販売「花叢」が企画。その名も「花金夜(はなきんナイト)バーみちのく749」。〝花の金曜日〟と、国内初の金が同町で取れた749(天平21)年にちなんで名付けた。初めてのオープンとなった20日は「黄金の晩餐会」がテーマ。石巻市の黄金レモンたらこをのせたおぼろ豆腐や、金華サバが原料のしめさばといったつまみと涌谷、石巻の地酒、クラフトビールを提供した。

小中学校に防犯カメラ

 大崎市議会6月定例会は25日、前日に引き続き一般質問を行った。6人が質問に立ち、産業振興や子育て支援などについて執行部をただした。学校の防犯カメラ設置について市教育委員会は、年度内に全小中学校、義務教育学校への設置を終える方針を明らかにした。この日、一般質問を行ったのは小玉仁志、鎌内つぎ子、法華栄喜、小沢和悦、山田匡身、木内とも子各議員。小中学校、義務教育学校の防犯カメラ設置状況について問われた熊野充利教育長は「これまで約70%で設置を終え、本年度中に全て完了させたい」と語った。また、学校給食の3人目以降の負担軽減を独自に実施するよう求める意見があり、伊藤康志市長は「学校給食無償化を国へ訴え、やっと来年度から小学校での実施へ形が見えてきたが、制度設計はこれから。独自支援の議論はその次ではないか」と答えた。

 

食中毒に注意して

 食中毒が懸念される時季を迎え、大崎食品衛生協会は23日、予防に向けたキャンペーンを大崎市古川のイオン古川店で行い、買い物客に注意を呼び掛けた。同協会によると、食中毒の10%は家庭で起きている。キャンペーンには同協会と県大崎保健所から合わせて12人が参加し、「食中毒を出さないで」などとウエットティッシュを配り、食事前の手指の除菌徹底を訴えた。食品衛生指導員を対象にした研修会も県大崎合同庁舎であり、約30人が参加。食品製造工程を分析、安全を確保する管理手法「HACCP(ハサップ)」に沿った衛生管理を振り返ることの重要性について、同保健所職員が説いた。

 

こども園にマーケット

 美里町駅東の食と森のこども園美里で19、20の両日、手作り小物や農産物などさまざまな品々を売り出す「おひさまマーケット」が開かれた。3年目を迎え、園児の保護者のほか地域住民も立ち寄って購入していた。開園から丸3年となった2023年に、子供服などをリサイクルしようと開いたのが始まり。以後、春と秋の年2回開催し、ハンドメード作品や食品など品ぞろえを少しずつ充実させてきた。保育施設のこうした取り組みは珍しいという。今回は、過去最多となる14人が持ち寄った商品を並べた。手狭になったことから商品の陳列場所を保育室の一部に拡大。ぬいぐるみやアクセサリー、園庭で育てた野菜類の苗が並び、値頃感から訪れた人たちが買い求めていた。次回は10月の予定。

 

飲酒運転根絶誓う

 加美地区交通安全協会など交通安全3団体が19日、飲酒運転根絶を誓う2147人の署名簿を加美署の古澤英幸署長に提出した。署名活動は安全協会のほか、加美地区安全運転管理者会、加美地区安全運転管理者事業主会が1月から5月まで会員らに呼び掛け実施。安全協会は453人、安全運転管理者会と安全運転管理者事業主会は41社、1694人から署名を集めた。