2025/06/15


生徒育てた農産物並ぶ

 色麻町の加美農業高に11日、生徒たちが栽培した農産物が並ぶ無人販売所「加美農マルシェ」がオープンした。毎週水曜、〝加美農ブランド〟の新鮮な野菜や果物が手頃な価格で購入できる。生徒たちが手掛けた野菜や果物、加工品はこれまで年7回の校内販売会で保護者らに売ってきたが、30分ほどでほぼ完売する。無人販売所は、生徒が丹精込めて育てた農産物を通じて地域とのつながりを図ろうと企画した。無人販売所は、敷地内の草花ガラス温室前に開設。教諭らが製作したテント内の木製棚に、農産物がずらりと並ぶ。袋入りキュウリやミニトマト、レタス、キャベツ、ブロッコリー、葉ワサビなどは100円から販売。特大ハクサイも250円とお買い得。このほか、花苗や木酢液もあり、今後は同校で収穫したリンゴのジュースも販売する予定。価格は全て税込みで、現金を牛乳の輸送用容器「集乳缶」に入れる。

〝刀剣女子〟らで連日大盛況

 大崎市役所を主会場に開催中の日本刀展示会「目で観る刀の教科書展」は、盛況のうち最終日(15日)を迎える。13日も古今の名刀300点余を間近で見ようと国内外から刀剣ファンが大勢訪れ、市中心部をにぎわせた。市役所本庁舎供用開始記念事業だった2023年以来で、開幕(7日)6日目には累計来場者数が7066人に達し前回(同6959人)を超す人気ぶり。ファンのお目当ては日本刀をイケメンキャラ化したゲームに登場する刀たち。中でも仙台藩祖伊達政宗ゆかりの本打刀「大倶利伽羅広光」、江戸時代の伝説的名工虎徹が鍛えた太刀「蜂須賀虎徹」は一、二を争う注目の的。感激のあまり展示ケース前で思わず涙ぐんでしまう〝刀剣女子〟も。

宿泊税 有効活用求める声相次ぐ

 宿泊税導入に伴い設置された「みやぎ観光振興会議宿泊事業者部会」の初めての会合が9日から20日まで県内7圏域別に開かれている。大崎圏域の会合は11日に大崎市鳴子公民館で開催され、県担当者は2027年の宿泊観光客数について23年比33万人増の87万人泊を目指すと改めて紹介。委員からは地域の特徴を生かした観光振興に向け、税を有効活用するよう求める意見が相次いだ。

 

〝推し〟の一振りに一票を

 あなたの〝推し〟の日本刀に清き一票を-という催し「刀剣総選挙」が、大崎市古川福沼の吉野作造記念館で15日まで行われている。今のところ、断トツ首位を2位以下が懸命に追い上げている状況。注目の開票結果は22日、動画付きでの発表を予定している。市内で開催中の「見どころ学べる!目で観る刀の教科書展」に合わせ、同館指定管理者の古川学人(菅原美紀理事長)が企画した。同展のチケットか整理券を提示すると投票用紙を一枚もらえ、展示されていない刀、アニメやゲームに登場する刀も含め、これぞと思う一振りの名を明記する。投票用紙の裏面は特別な一振りに寄せるメッセージ欄になっている。