先輩保育者と懇談

大崎市古川にある保育科短大、宮城誠真短大(山口義康学長)は24日、本年度1回目のオープンキャンパスを開いた。参加した高校生たちは保育現場で働く卒業生と懇談し、学生生活や就職に夢を膨らませている様子だった。同短大は、県北唯一の保育科単科短大。1、2年生合わせて定員100人の少人数教育を実践し、現場実習も充実。在学中に保育士資格や幼稚園教諭二種免許、児童厚生2級指導員資格などが取得できる。懇談では、必要な資格や仕事の内容、やりがいなどを先輩保育者に質問。0歳児保育については、「言葉が通じない分、スキンシップで信頼関係を築くことが大切」「初めてお話できたとき、立ったり歩いたりしたときは親御さんと同じように感動し、やりがいを感じる」などの答えをもらい、うなずきながらメモを取っていた。
海洋ごみ問題啓発

河川などの清掃活動を通じ海洋ごみ問題の周知啓発を図る「海ごみゼロフェスティバル」が24日、加美町中新田B&G海洋センター周辺の河川と河川公園で開かれた。子どもから大人までが参加し、清掃に汗を流した。世界中で増え続けているといわれている海洋ごみの流出を防ごうと、日本財団と環境省が共同で推進する「海ごみゼロウィーク」の一環として、全国の海洋センターが一斉に取り組む環境保全活動。中新田B&G海洋センターは今回が4回目の実施で、企業や地元中高生、カヌークラブ、スポーツ団体、一般親子ら140人が参加した。施設周辺に広がる活動水面の鳴瀬川は毎年、高校総合体育大会や国民スポーツ大会予選、町のカヌーイベントなどに活用される「鳴瀬川カヌーレーシング競技場」。この日は、学校のカヌー部や同センター指導者らがカヌーに乗って水上清掃を行ったほか、トングとごみ袋を手に河川公園を歩いてごみを拾う陸上清掃も実施した。
市民プール大規模改修
大崎市は本年度、市民プール(アクア・パル、同市古川福沼)の大規模改修工事に着手する。市議会9月定例会で契約議案を上程し年内着工、来年秋完了を目指す。工期中も全面休業せず段階的施工方式で進めていく。市民プールは1995年に完成、地上2階の屋内型で延べ床面積5880平方㍍。プールエリアに25㍍コース(水深1・2㍍)、流水・歩行(同1㍍)、幼児用(同30㌢、60㌢)各温水プールのほかウオータースライダー、サウナなど付帯施設があり、スタジオジムエリアにはトレーニングルームとレッスンスタジオを備える。現在セントラルスポーツ(仙台市)が指定管理を担う。改修工事は「建設後30年経過し、建物や設備機器の老朽化が著しい」(市教育委員会生涯学習課)施設の安全性と利便性向上を図る狙い。施設内外の改修をはじめ電気設備、熱交換器など機械設備も更新。市は事業費6億6558万円を見込む。
後絶たない不法投棄
河川敷への不法投棄が後を絶たない。鳴瀬川、北上川両水系に不法に捨てられた投棄物の処理費は年間100万円以上に上る。こうした実態を知ってもらおうと、両水系を管轄する北上川下流河川事務所は、昨年度に不法投棄された件数や場所、投棄物の種類を一覧にした「ゴミマップ」を作り、26日に公表した。同事務所によると、昨年度の不法投棄は62件(鳴瀬川水系20件、北上川水系42件)。200件を超えた2021年度から減少傾向にあるものの、かなりの件数に苦慮しているのが実態。過去5年間の投棄物をみると、6割以上が一般家庭から排出される家庭ごみや粗大ごみ、家電だった。
登録申請書など提出を
県は26日、宿泊税の徴収事務について概要を公表した。全ての宿泊事業者を対象に来年1月8日までに登録申請書などを提出するように呼び掛けている。対象は、県内にある旅館やホテル、簡易宿所、民泊各施設の経営者。税額は1人1泊につき300円。1人1泊の素泊まり料金が税抜き6000円以上の場合は、「宿泊税特別徴収義務者登録申請書」と添付書類を管轄の県税事務所に提出する。年間を通じ同6000円未満の場合は「登録義務免除対象宿泊施設届出書」などが必要となる。県は、宿泊税の手続きやレジシステム改修補助金に関する個別相談会、特別徴収義務者の登録受付会を6月2日から7月11日まで県内各地で開くことにしている。
化女沼をきれいに
大崎市古川の景勝地、ラムサール条約湿地の化女沼をサクラの名所にしようと取り組んでいる市民グループ「化女沼2000本桜の会」は21日、沼周辺のごみ拾いに精を出した。2000年から活動を続けている同会は、これまでに3000本を超すサクラを植樹し、春から晩秋まで定期的にサクラの管理も実施。併せて環境美化の一環として、毎月ごみ拾いにも汗を流している。この日はことし2回目の環境美化活動で、9人が参加。参加者たちは2班に分かれ、トングとごみ袋を手に周遊道路へ出発。空を覆っていた雲も次第に取れて晴れ間が広がり、美しい新緑の下、のり面や側溝、駐車場のほか、生い茂る草の中にも分け入り、丹念にごみを拾い集めた。
トウモロコシ畑の巨大迷路 開催資金募集
巨大なトウモロコシ畑の迷路「真夏のとうもろこし巨大迷路ゴールドデント777WAKUYA」の開催(8月2、3日、涌谷町)に向け、主催する実行委員会はクラウドファンディング(CF)を通して開催資金を募っている。クラウドファンディングの目標額は145万円。資金は、無料シャトルバスを増便し乗車待ち時間を短縮させたり、エアコンを備えたクーリングシェルターを設けたりして酷暑対策を図るのに活用する。例年同様、展望台タワー(高さ約5㍍)の整備や、酪農家支援を兼ねて来場者に配る牛乳の購入費にも充てる。受け付け締め切りは6月30日。寄付者に対する返礼(リターン)として、寄付額に応じ展望台のパネル広告への掲載や入場券2枚セット、同町ブランド米「金のいぶき」を含む各種米などがもらえる。
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