ホタルの幼虫放流

ホタルの里づくりに取り組んでいる涌谷町涌谷の黄金自治会は17日、地元の町有地に整備した養殖場に幼虫を放した。ホタルが多く飛ぶ見込みの6月28日に祭りを開催する予定。養殖場は、町天平ろまん館から黄金山神社へ続く一角にあり、周辺ではかつて多くのホタルが見られた。しかし、環境の変化や令和元年東日本台風(2019年)の影響で減ったことから、達曽部義美会長(66)ら有志と同会が10年ほど前に養殖場を整備した。この日放したのは、達曽部会長が自宅でふ化させ、1年かけて体長最大3㌢に育てたゲンジボタルの幼虫約50匹。10年以上の試行錯誤の末、養殖のこつをつかんだという。
「Mr.サマータイム」に酔う

コーラスグループ、サーカスのライブと日本酒を楽しむ「寒梅酒造×サーカス Mr.サマータイムで乾杯!2025」が18日、大崎市古川柏崎の同社で開かれた。前日の雨から一転、真夏を思わせる日差しの下、県内外から約250人が集まり、酒と食、歌声に酔いしれた。同社の夏酒「Mr.サマータイム」がサーカスのヒットナンバーのタイトルと同名という縁で、ライブは3回目。チケット代に日本酒5杯分が含まれ、お目当ての一杯を求める来場者で長い列ができた。ライブは聴衆の期待通り「Mr.サマータイム」で開幕。その後、メドレーやカバー曲、オリジナル曲など10曲余りを歌い、アンコールにも応えた。
古川労基署 昨年の相談件数1541件
古川労働基準監督署は、昨年中に同署へ寄せられた相談をまとめた。それによると、件数は1541件で、前年と比べ118件減ったが、近年の法改正や「2024年問題」を反映した内容が目立った。相談は多い順に▽年次有給休暇172件▽定期賃金不払133件▽解雇予告121件▽時間外労働103件▽休業手当71件▽賃金不払残業64件-などで、賃金と待遇に関する内容が多数を占めた。全体の31%が会社側からの相談で、時間外労働に関する内容は55%に上った。労働者からは業種を問わず、「自分の働き方は法律上問題ないか」という問い合わせが多かったという。同署は「企業、労働者共に誤った法解釈はトラブルのもとになる。不明な点は専門家に確かめてほしい」と話す。
そろばん全国大会へ
大崎市鹿島台平渡のそろばん教室「はやしそろばん総合学園鹿島台教室」に通う鹿島台小6年の大友詩月さん(11)と眞壁ゆかりさん(11)が、そろばんの腕を競う「第43回全日本珠算技能競技大会」(全国珠算学校連盟主催)の県予選で上位に入り、全国大会への出場を決めた。県予選は4月27日、同学園本部(石巻市)を含む県内各地で開催。暗算とそろばんの計6種目、900点満点で行われた。2人は、小学6年生以下が対象の第1部で上位5位以内に入賞。鹿島台教室は開設から20年以上になるが、全国大会出場者は初めてという。県予選に向けて昨年末から練習を重ねた2人。すでに新たな目標に向けて特訓に励んでいる。
80歳以上の愛好者熱戦
県北地域に住む80歳以上のパークゴルフ愛好者でつくる「ヘルス80愛好会」の交流大会が16日、大崎市田尻の加護坊さくらパークゴルフ場で開かれた。その結果、男子は石巻市の佐藤紀一さん、女子は美里町の菅原利枝さんがそれぞれ優勝を飾った。同愛好会は5年ほど前に設立。交流大会は毎年5月と9月に同パークゴルフ場、7月と11月に石巻市かなんパークゴルフ場で行い、親睦を深めている。この日は19人(男子13人、女子6人)が参加。さくら、うぐいすコースの36ホールを回り、スコアを競った。
〝大崎の顔〟美しく
古川商工会議所女性会は17日、JR古川駅前で環境美化活動を行った。あいにくの雨に見舞われたものの、約10人の参加者たちは駅周辺のごみ拾いや除草作業に励んだ。社会福祉事業の一環。例年は夏祭り前に行っているが、大崎市日本刀展示会「見どころ学べる!目で観る刀の教科書展」(6月7~15日、市役所本庁舎など)に県内外から訪れる大勢の人たちを美しい駅で迎えようと、1カ月余り前倒しして実施。趣旨に賛同した古川ボランティア連絡会も加わった。
築館2回戦で敗れる
第72回春季高校野球県大会は3日目の19日、利府町中央公園野球場などで2回戦4試合を行い、築館は仙台城南に4-6で敗れた。築館は4点を追う七回、二死一、二塁で8番千葉弘が右翼線に適時三塁打を放ち、走者2人が生還。しかし、八回に2失点し、再び4点差に。最終回は押し出し四球と敵失で2点加えて追い上げ、さらに二死満塁の好機が続いたが、後続が打ち取られた。
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