2025/05/20


最後の運動会で力走

 大崎市内のほとんどの小学校で18日、運動会が行われ、子どもたちは青空の下、校庭を力いっぱい駆けた。本年度を最後に閉校する下伊場野小は、閉校記念事業として地区民合同で行い、全校児童8人が保護者や住民とともに全力で競技や演技に取り組んだ。運動会は当初、17日の予定だったが、雨のため順延。この日は、早朝から教職員や地域住民が前日の雨で水たまりができた校庭を整備した。開会式では児童たちが「支えてくれた皆さんへの感謝の気持ちを胸に頑張ります」「地域の方々とともに最高の思い出をつくることを誓います」と宣誓。その後、青空が広がる絶好の運動会日和の下、腰に付けたボールをスポンジの刀で落とし合う「ちゃんばら合戦」で親やきょうだいと対決したり、徒競走で全力疾走したりと、8種目に汗を流した。

スポ少岩出山支部が結団式

 大崎市スポーツ少年団岩出山支部は15日、本年度の結団式を岩出山体育センターで開いた。登録団体の団員や指導者約100人が参加し、活動を通じて心身を鍛え、地域を元気にすることを宣言した。ユニホームや道着に身を包んだ団員たちは保護者らが見守る中、団旗を掲げながら入場。各団の代表が「スポーツを通して健康な体と心を養います」「スポーツの喜びを学び、友情と協力を大切にします」など、誓いの言葉を発表した。その後、岩出山陽輝卓球が卓球台を持ち込んで模擬試合を披露。池月剣道教室は打ち込み稽古を実演した。

PR大使第1号に

 宮城県を中心に活躍するフリータレント、ワッキー貝山さん(54)が16日、色麻町PR大使に就任した。町の知名度やイメージ向上に向け、各種メディアでの宣伝や同町のイベント出演といった活動を行っていく。町のPR大使はワッキーさんが第1号。同日、町役場で任命式が行われ、早坂利悦町長から委嘱状が手渡された。早坂町長は「人口減少という課題はあるが、にぎやかさは失いたくない。にぎわいあるまちづくりや町の知名度アップには最適な人だと確信しお願いした」と語った。

 

「金のいぶき」を手植え

 東大寺(奈良市)に献納する涌谷町の玄米食専用ブランド米「金のいぶき」の田植えが14日、同町箟岳白山小の学習田であった。5年生15人が稲の健やかな成長を願い、昔ながらの手植えを体験した。同校の稲作体験は開校翌年に始まり、ことし9年目。749(天平21)年に同町で取れた国内初の金が東大寺大仏のと金用に献上された史実から、11月の「平城京天平祭東大寺参詣」に合わせて児童代表2人が納める。この日は、4月16日に児童たちが種をまいて育ててきた苗を学校近くの学習田2㌃に植えた。半数が農家ながら手植えは初めてで、土中の目印に沿って長さ10㌢余りの苗を数本ずつ差し入れていった。

 

花で地域に彩りを

 子どもたちに育ててもらった花で地域に彩りを添えようと、大崎市鹿島台まちづくり協議会のびのび生涯学習委員会は16日、地元の鹿島台子育て支援総合施設なかよし園で、年長児27人と共にマリーゴールドの種をまいた。花は6月に地域に配り、楽しんでもらう。大崎市誕生(2006年)に伴い同会が設立された翌年に始めた取り組み。鹿島台第一幼稚園で進めていたが、閉園を受け昨年からなかよし園で実施している。

 

大崎中央2回戦進出

 第72回春季東北地区高校野球県大会は2日目の18日、大崎市鹿島台中央野球場などで4試合を行い、県北部勢では2大会ぶりに県大会へ出場した大崎中央が仙台三を6-2で下し、2回戦進出を決めた。大崎中央の2回戦は20日、仙台市民球場でシードの東北と対戦する。

 

お勧めの本通じ交流

 お勧めの本を紹介し合う催し「ゆるっと本話会」が16日、大崎市図書館で開かれ、参加者たちはプレゼンに耳を傾け、知らなかった本との出会いを楽しんでいた。本好きの仲間と交流し、普段あまり手に取らないジャンルや作家の本を知り、読書の幅を広げるきっかけづくりの場として、同館が年に3、4回開催。聞くだけの参加や出入り自由といったおおらかさも魅力となっている。参加者たちは小説や絵本、植物の図鑑などを持ち寄り、「長いけれど面白いので没頭する」「繊細な水彩画の絵本。子どもも聞きやすい」などと、あらすじや特色を紹介。会話が弾み、主に視覚障害者が利用する音訳図書も関心を集めていた。