2025/05/13


息の合った演奏披露へ

 涌谷高音楽部(部員14人)と小牛田農林高吹奏楽部(同19人)の合同定期演奏会が25日午後2時から、美里町文化会館で開かれる。大崎タイムスなど後援。本番の成功に向け、両部は合同で練習を重ねている。生徒数減に伴う部員減少やコロナ禍で単独での演奏会が年々難しくなる中、近隣校同士の両部は県高校総合文化祭やイベントでの共演を通して絆を深めてきた。合同開催は3回目で、涌谷高は30回目、小牛田農林高は20回目の節目を迎える。演奏曲はJポップや昭和歌謡曲、演歌、アニメソングなどで、演奏時間は両校それぞれ約30分間。うち4曲を合同で披露する。

小学校にメダカ寄贈

 大崎市三本木の住宅用窓等製造大手「YKK AP東北製造所」は8日、生き物や自然の大切さを学んでもらおうと、古川第三小(児童数726人)に工場敷地内の池で育てたメダカやエビを贈った。この取り組みは、2010年に同社九州製造所が始めた環境教育支援活動「おしえて!メダカ先生プロジェクト」。工場敷地内に設けた環境施設で、魚がすめるまで浄化した排水を再利用して絶滅危惧種のメダカなどを育成し、近隣小学校へ寄贈している。東北製造所も浄化した工場排水を滞留させる「水公園」や緑地帯など計約25万平方㍍を構内に整備しており、23年から同プロジェクトに参加。ことしは水公園で育てたメダカを、同校のほか大崎地方の6小学校へ贈ることにしている。

大崎市人口 前月比119人減少

 大崎市は、今月1日現在の住民基本台帳人口を発表した。人口は12万1107人(男5万9690人、女6万1417人)で前月より119人減少。一方で、世帯数は5万3151世帯となり前月比99世帯増えた。いずれも外国人(世帯)含む。人口動態のうち自然増減は出生47人(男22人、女25人)に対し死亡123人(男61人、女62人)で差し引き76人減。社会増減は転入487人に対し転出530人で43人減の転出超過だった。旧市町単位の地域別人口は、多い順に古川7万5003人(前月比47人減)、鹿島台1万628人(同1人減)、田尻9349人(同4人減)、岩出山9117人(同18人減)、三本木7166人(同24人減)、松山5163人(同1人減)、鳴子温泉4681人(同24人減)。全7地域そろっての減少は6カ月連続。

 

「みやげ話は、みやぎ話。」

 仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会は9日、県の観光振興に向けた新たなキャッチコピーとロゴマークを公表した。キャッチコピーは「みやげ話は、みやぎ話。」。来県した人たちに宮城での旅の思い出を土産として持ち帰ってもらい、さらなる誘客につなげる思いを込めたという。ロゴマークは、土産を連想させる赤い風呂敷にキャッチコピーを組み合わせた。9月ごろから順次、同会などが作るパンフレットやポスターに使う。一般や企業も使用許諾条件を満たせば使用できる。個人が宮城県の観光をPRする目的で使用する場合は申請不要。

 

フォロワー1000人突破

 障害者支援などに取り組むNPO法人くもりのち晴れの事業所「しあんくれ~る」(大崎市古川七日町)はこのほど、インスタグラムのフォロワー数が1000人を突破した。開設から4年足らずでの大台達成。同法人は17日に記念パーティーを開くほか、31日には「あすもまつり」に出展する。しあんくれ~るは、施設利用者が特技や興味関心に応じてカフェや作品制作、大崎タイムスの配達に取り組み、めりはりある生活を送る場。「時には本気でぶつかり合い、何事も笑い飛ばして歩んできた」といい、呉服店だった現在地へ6年前、持ち主の厚意で移転した。インスタグラムは、写真をメインに短い文章で伝えられる点に着目し、事業所の活動を広報する目的で2021年4月に開設。日中の活動、音楽を中心にしたイベントの告知と当日の盛況ぶり、古川まつりで飾る吹き流しを作る様子を紹介し続けた結果、ことし3月23日、フォロワー数が1000人に達した。

 

中総体控え熱戦展開

 天平ろまん杯中学校女子ソフトボール大会が4、5の両日、涌谷町涌谷スタジアムと涌谷高で開かれ、中学校総合体育大会を控えた県北部の選手たちが熱戦を展開した。1997年に始まった歴史ある大会で、町ソフトボール協会(浅野和則会長)が毎年この時期に開催。選手たちにとっては、中学校総合体育大会の前哨戦として実戦を積み、レベルアップを図る貴重な機会となっている。29回目の今回は14チームが出場。このうち8チームは少子化に伴い近隣2~3校でつくる合同チーム、2チームは中学校部活動の地域移行などに伴うクラブでの出場で、小学生を交えてのチーム編成で臨んだ。