2024/3/20


1人だけの巣立ち

 大崎市下伊場野小の卒業式は19日、同校体育館で行われ、たった1人の卒業生、跡部思織さん(12)が在校生10人や教員、地域住民らに見送られ、校舎を後にした。1人だけの卒業式は2年連続。跡部さんは6年間、上級生や下級生と一緒に活動。同級生がいない中でも6年時には最上級生として下級生をまとめ、学校行事を盛り上げてきた。式では曽根栄喜校長が「みんな兄弟のように仲良く過ごしてきた。思織さんがリーダーとして一生懸命取り組んできたおかげ。中学では感謝と謙虚の気持ちを持ち、将来の夢に向かって励んでください」と激励した。これに対し跡部さんは、6年間の思い出や中学校での抱負も込めて「別れの言葉」を発表。「新しい友達をつくり、部活や学校行事に取り組みたい。どんなことがあっても諦めず精いっぱい励んでいく。素晴らしい卒業式をありがとうございました」と述べた。

流麗で力強く

 涌谷高書道部の書作展が涌谷町くがね創庫で開かれている。少人数での活動ながらも力強く流麗な筆遣いを感じさせる書が並び、見る人を引き付けている。23日まで。部員は3年生5人、2年生2人のわずか7人ながら書に真摯に向き合い、2023年度県高校書道展覧会(昨年11月)では特選や金賞など数々の賞に輝いた。書作展は町教育委員会と共催。同展覧会入賞作や部員自作の歌合わせて約20点のほか、同校で書道を選択している生徒たちの篆刻やろうけつ染め、放課後子ども教室の一環で児童がしたためた書き初めが並ぶ。

陸羽東線の利用率半減

 大崎市陸羽東線利活用促進検討会議の第3回会議が18日、市役所で開かれ、市が実施したJR陸羽東線利用促進に向けた基礎調査の概要が報告された。それによると、古川−鳴子温泉駅間の1日平均通過人数は2007年と22年の比較で半減し、市の人口減少率を上回る厳しい利用環境であることが分かった。一方、市民アンケートで「(年に)1度でも利用困難・利用したくない」と答えた人は1割程度にとどまり、「利用拡大の可能性がある」との指摘もあった。

 

おおさき観光写真コンテスト

 大崎市の魅力を写真で伝える「第14回おおさき観光写真コンテスト」は入賞17点が決まり、13日に市役所で表彰式があった。入賞作は加護坊温泉さくらの湯(同市田尻)を皮切りに4月12日から市内で巡回展示される。市主催で、今回はJR陸羽東線の利活用PRを兼ね「列車・風景・行事!私のNO1写真!」がお題。7カ月の募集期間で3部門計161点(一般116点、学生36点、列車車窓9点)が集まった。一般部門最優秀賞は村岡正絵さん(32)=同市岩出山=の「雪景色と列車」。真っ白な雪が舞う中、岩出山駅ホームで列車を見送るわが子2人の後ろ姿をパチリ。つないだ小さな手と手、オフホワイトの帽子とコートに赤のマフラーが映える〝ペアコーデ〟に温かな兄妹愛がにじむ。初挑戦で王座を射止めた村岡さんは「陸羽東線の存続を応援したい」との思いを語り「撮影に協力してくれた子どもたちに感謝」とにっこり。

 

蚊やゴキブリの生態学ぶ

 蚊やゴキブリといった害虫の生態について学ぶ授業が15日、大崎市古川黎明高で行われた。スーパーサイエンスハイスクール(SSH)探究活動の一環で、殺虫剤などを製造するアース製薬(本社・東京都)や同社の赤穂研究所(兵庫県赤穂市)が講師を務めた。県と同社は2022年2月、地域社会の活性化と県民サービスの向上を目的に包括連携協定を締結している。授業は同協定に基づく理系人材育成支援事業で、県内の学校現場では初めての取り組み。SSHアドバンスコースに登録している1年生53人が参加した。同社の社員や研究員から害虫の生態について教室、オンライン双方で解説を受けながら、日本にいる約100種類の害虫を飼育する同研究所生物飼育室を映像で見学。ゴキブリの脱皮や飼育ケースなどが映し出されると、一部の生徒から悲鳴が上がった。

 

伊豆沼・内沼の自然フォトコンテスト

 第33回伊豆沼・内沼の自然フォトコンテスト(実行委員会など主催)の入賞作品20点がこのほど決まった。最高賞の最優秀賞・県知事賞には、千葉県船橋市の大日向圭一さんがマガンの一斉の飛び立ちを撮影した「空より高く天まであがれ」が選ばれた。全応募作品が県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター(栗原市若柳)で31日まで展示されており、その後は入賞作品が4カ所で8月30日まで巡回展示される。伊豆沼・内沼の環境保全の重要性を啓発する目的。今回は県内外から76点の応募があった。