2024/1/10


雪不足でスキー場悲鳴

 大崎地方のスキー場は暖冬による雪不足で営業できない状況が続いており、関係者は頭を悩ませている。大崎市鳴子温泉のオニコウベスキー場と上野々スキー場、加美町のやくらいファミリースキー場は9日現在もオープンの見通しが立っていない。オニコウベスキー場は、昨年12月24~28日に一部ゲレンデの営業にこぎつけたものの、その後再び閉鎖。人工降雪機がないため雪が降るのを待つしかないが、8日の降雪もわずかで、滑走可能となる積雪には程遠い。12~14日にオニコウベ、上野々両スキー場での開催を予定していた県中学校・高校総合体育大会スキー競技会(県スキー連盟主催)は、会場変更を余儀なくされた。20日には特別国体予選会も両スキー場であり、こちらも会場やスケジュールの見直しを迫られることになりそうだ。

「鬼首神楽」存続へ

 大崎市鳴子温泉鬼首地区の伝統芸能「鬼首神楽」を学ぶ体験講習会が6日、鬼首小隣の鬼首山学校で始まった。毎月2回の定期開催は初めての試み。過疎化で存続が危ぶまれる神楽を守ろうと、住民有志が奮闘している。鬼首神楽は南部神楽にルーツを持つとされ、江戸時代後期ごろから踊り継がれている。日本神話や源平合戦といった歴史上の出来事に基づく30以上の演目があり、演者がきらびやかな衣装や面を身に着け、歌とせりふ、踊りで表現する。2016年に市の無形民俗文化財に指定された。明治、大正期に一時衰退したため、1925(大正14)年に地元住民が「鬼首神楽保存会」を結成し、99年もの間、地域の伝統を守り続けてきた。近年はイベントや神社への奉納で披露し、鬼首小の5、6年生にも舞を指導してきたが、少子高齢化で地区の過疎が進み、会員数が減少。小学校の統廃合も25年度に迫っており、再び存続が危ぶまれている。

学校ににぎわい戻る

 大崎地方の小中学校や義務教育学校は9日、冬季休業後の初登校を迎えた。児童生徒たちはクラスメートや先生に笑顔であいさつするなどし、教室ににぎわいが戻った。大崎地方で2学期制を導入している小中学校は、大崎市29校(小学校18校、中学校10校、義務教育学校1校)、加美町10校(小学校8校、中学校2校)、涌谷町4校(小学校3校、中学校1校)、美里町9校(小学校6校、中学校3校)。独自カリキュラムを取り入れている色麻町の義務教育学校「色麻学園」もこの日、冬季休業明けの登校日を迎えた。

 

地域ポイント導入検討事業

 県の「デジタル身分証アプリ」の普及促進に伴う「地域ポイント導入検討事業」で、ポイントの付与、使用期限が31日に迫った。大崎地方の対象2町(涌谷、美里)の住民のうちアプリをダウンロード、登録した人は9日現在、県の想定の96%に上り、間もなく予算額に達する見込み。県は12、15の両日に相談会を2町で開く。アプリ「ポケットサイン」は県が開発し、身分証として活用できる。ポイント付与の対象は、東北電力女川原子力発電所から半径30キロ圏内7市町の住民。アプリをダウンロードしマイナンバーカードと連携させると、5000円分のポイントがもらえ、参加店(57店)で使うことができる。県の予算額は2町計4759万5000円で、付与額が予算に達すると早期終了する。登録した人は2町合わせて9198人で、全住民の24%。付与されたポイントは4599円分で、うち3367万8586円分が使用された。

 

4週ぶり八千人台に

 仙台市の下水道から検出される新型コロナウイルス量で同市の新規感染者数を予測している東北大などの研究チームは8日、同日から14日にかけての1週間の感染者数を、前の週の予測から15・7%減となる8270人と予測した。4週ぶりに8000人台に戻った。5類移行後は全数把握が行われていないが、研究チームはこれまで同様に予測を続けている。下水のウイルス濃度は先月と比べてわずかに低下したが、依然として高いレベルで推移。また、先月に下水で採取したウイルス遺伝子の配列を解析したところ、オミクロン株のBA・1やBQ・1・1に近い配列だったといい「1年弱前に流行した株が依然として市中に残っているものと推測される」と分析している。