2023/12/20


宇和島の特産品ずらり

 「えひめ宇和島うまいものフェア」が、大崎市観光物産センターDozo(古川七日町、食の蔵醸室)で開かれている。完熟ミカンをはじめ、ミカン使用の菓子や飲料、揚げかまぼこ「じゃこ天」などがずらりと並んでいる。24日まで。姉妹都市ゆかりの企画。みずみずしいミカンの香りが店内いっぱいに漂う。定番商品に加え「みかんチョコレート」「みかん蜂蜜」「青みかんポン酢」など、ご当地愛媛で話題の品も集めた。目玉のミカンは1個から販売。袋入りや、暮れの贈答品にぴったりの箱入りもある。愛媛県のイメージキャラクター「みきゃん」のかわいらしいイラストが目を引く。

 

障害者が活動成果披露

 

 美里町内の障害者福祉施設や支援学校が一堂に会し、活動内容を紹介したり作品を売り出したりする初めての催しが12日、町駅東地域交流センターで開かれた。障害者福祉週間に合わせて町社会福祉協議会(黒沼篤司会長)が主催し、町と町地域自立支援協議会が共催。町民を中心に100人余りの来場者でにぎわいを見せた。出会いのチャンスが限られる障害者が集まる機会をつくり、楽しいひとときを通して心の距離を縮めてもらおうと、出会いと触れ合い、支え合いをテーマに「あいあいマルシェ」として企画した。7団体と2校が日頃の活動をパネルで展示したほか、生産している野菜類のほか、ジャム、ミサンガといった加工品を販売。ボッチャや輪投げといったニュースポーツの体験もあり、出展者と来場者の笑顔があふれた。小牛田高等学園の生徒たちは長ネギやトウガラシ、クッキーを販売したほか、会場の一角に設けたカフェで来場者をもてなした。また、自ら藍染めして製作した衣装でフラダンスを披露し、にこやかな笑顔と優雅な舞で会場を魅了した。

 

冬季の「転倒」要注意

 古川労働基準監督署と宮城労働基準協会古川支部は13日、年末を控えての安全パトロールを大崎市古川小野の住宅向け鉄骨製造加工等「大成工業」で行い、冬季の転倒防止をはじめとする安全確保の徹底を呼び掛けた。同署によると、ことし1~11月に管内の事業場から届け出があった労働災害は245件で、前年同期と比べ16人減ったが、死者は2人増えて3人を数えた。九つの産業別では、製造業(69件)が最も多く、商業(46件)、運輸交通業(37件)、保険衛生業(25件)-などと続いた。厳冬期を迎えるのに伴い今後懸念されるのが「転倒災害」。昨年は休業4日以上の労災(新型コロナ除く)で最多の40%を占め、過去4年間で1・5倍に急増した。発生時期は冬季に集中している。同署が昨年までの3年間に届け出があった転倒災害322件について調査したところ、最も多かったけがは「骨折」で、全体の68%に上ったほか、平均休業日数は男性が44日、女性は50日に及んだ。

 

ガン類19万羽飛来

 県は14日、県内に飛来したガンカモ類について11月9日に行った本年度1回目の生息調査の結果(確定値)を公表した。それによると、生息数は24万3343羽で、前年同期と比べ2万4745羽減ったが、過去4番目に多かった。調査は1972年度に始まり52回目。県職員や県自然保護員ら103人が飛来地520カ所を調査した。種類別では▽ガン類19万1067羽(過去5番目、前年比3万8401羽減)▽ハクチョウ類7094羽(同3番目、同1691羽増)▽カモ類4万5182羽(同3番目、同1万1965羽増)-だった。全体の78・5%を占めたガン類の確認地は、栗原市と登米市にまたがる伊豆沼・内沼の10万2660羽(前年同期比1154羽増)が最多。次いで、大崎市の蕪栗沼8万5443羽(同4万1601羽減)、化女沼1618羽(同1618羽増)の順に多かった。

 

世代超えてつながろう

 第11回わかやなぎ福祉のつどい(栗原市社会福祉協議会若柳支部主催)がこのほど、栗原市若柳総合文化センターで開かれた。世代や所属が異なる住民が集まり、互いの活動に理解を深める恒例行事。三浦照男支部長は「全住民がつながり、いきいき暮らせる地域づくりのヒントになれば」と意義を訴えた。高齢者と触れ合った若柳小4年生は「60年後の自分や家族の事を考えることができた」と発表。迫桜高福祉教養系列の生徒は「寄り添い学び続け、安心してもらえる介護福祉士が目標」と話し、同高合唱部の歌声が会場を優しく包み込んだ。幼稚園児の絵画、若柳中生の絵画や書道、迫桜高生の写真や手芸も関心を集めた。

 

児童が茶振る舞う

 高清水生涯学習まつりの芸能祭(実行委員会主催)がこのほど、栗原市高清水総合支所で開かれた。地元で活動している各種団体が舞踊や三味線を披露したほか、茶を来場者に振る舞った。即席の茶室に仕立てた和室で茶をたてたのは、地元高清水小茶道部で茶道を学んでいる5、6年生5人。子どもたちを指導している「高清水茶道クラブ」の千葉和子代表から教わりながら緊張した面持ちで茶せんで手早く茶をたて、来場者に振る舞った。