2023/12/1


まちづくりに児童提言

 みんなで考える大崎市の「今」「夢」「未来」-。市内の小学生が意見を交わす「第16回おおさき子どもサミット2023」は28日、市議会議場であり、まちづくりに関する大人顔負けの提言が市と市議会、市教育委員会の関係者らをうならせた。コロナ禍のオンライン開催を経て対面実施は3年ぶり。ホスト校として運営と議事進行に当たった大貫小をはじめ9校計30人が議場、ほか10校計21人が傍聴席で参加した。メイン行事のパネル討論では、近年赤字が目立つ陸羽東線(古川-鳴子温泉駅間)の乗降客増と、世界農業遺産「大崎耕土」の自然を生かした地域活性化策に話題が集まった。古川第二小のアイデアは、耕作地を生かした田んぼアートや季節の花が楽しめる新たな観光スポット創出。沼部小は国内有数の渡り鳥の越冬地「蕪栗沼」を目玉に、地元田尻に多い遺跡や文化財を巡るスタンプラリーを発案し、ともに旧城下町に建つ松山、岩出山両小学校は歴史と文化を市内外に発信する動画作成、オリジナル駅弁開発と絡めて行う陸羽東線乗車ツアー構想をそれぞれ打ち上げた。

新米「ささ結」贈る

 第6回鹿島台フォト展(鹿島台観光物産協会主催)の入賞者がこのほど発表された。大崎市鹿島台の政治家、鎌田三之助の生誕160年を記念して今回限り設けられた「鎌田村長賞」は、藤島純七さん(仙台市)の「秋の互市」が受賞した。藤島さんの「秋の互市」は、毎年春と秋に行われる伝統行事「鹿島台互市」を撮影した作品。東北最大級で知られる互市の露店と買い物客の様子を捉えた。

育てた食材 給食で味わう

 加美町西小野田小は28日、児童が学習活動で育てたコメ、地元の伝統野菜「小瀬菜大根」など学校産の食材を使った給食を実施し、子どもたちは地域の農業に理解を深めながら味わった。コメ(ひとめぼれ)、小瀬菜大根の栽培は、5年生が地域を学ぶ総合学習で校内の田んぼ、畑で取り組んだ。コメは田植えから刈り取り、脱穀など稲作の流れを体験。小瀬菜大根は学区内の小瀬地区に伝わる野菜で、8月に種をまき、11月収穫した。小瀬菜大根は根の部分が小さく、葉を漬物にすることが多いが、この日の給食では「ゆでた後に炒め、ご飯に混ぜ込んだ」と、調理員の菊地丸美さん(64)。このほか、全校児童が育てたサツマイモはみそ汁の具となり、厚焼き玉子などがおかずとして提供された。

 

平野部でも朝から雪

 30日の県内は冬型の気圧配置や気圧の谷の影響で冷え込み、東部、西部ともに朝から雪や雨が降った。大崎地方の平野部でも雪が積もったところがあった。アメダスによると、この日の最低気温は大崎市の川渡で0度、古川で0・2度、鹿島台で0・7度を観測。日中も気温は上がらず、正午現在で川渡2度、古川3・7度、鹿島台4・9度だった。この冷え込みで、川渡では午前8時までに11センチの積雪を記録。平野部でも朝方にかけて雪が降り、古川では家の屋根や車に薄く雪が積もり、出勤前に車の雪を落とす人の姿が見られた。

 

津波体験者の講演開く

 近年相次ぐ水害を受けて防災について学ぶ出前授業が21日、美里町中埣小であった。全児童85人が、東日本大震災の教訓を訴えている名取市不二が丘小校長、荒明聖さん(60)=仙台市=の話を聞いた。震災で、荒明さんが教頭を務めていた東松島市大曲小にも津波が押し寄せた。避難マニュアルになかった校舎3階に児童を避難させ、全424人の多くが助かったが、帰宅途中の9人が亡くなり、2人が依然行方不明という。荒明さんは講演で毎秒10メートル進む津波の速さに触れ、「津波を目の当たりにしてから逃げても追いつかれる」と強調。「高さ30センチの津波でも足をとられてしまう」と指摘し、児童たちに物差しで地面からの高さを測ってもらった。震災から3日目にして初めて口にした食料は食パンの6分の1枚ほどだったといい、「災害は待ってくれない。そこで前もって持ち出し品などを準備しておくことが大切になる」と訴えた。

 

“農業女子”が政策提言

 〝農業女子〟による「一日女性農業委員会」が6日、大崎市役所で開かれ、市と農協への政策提言に向けて活発な意見を交わした。生産者をはじめ、農業系高校の生徒、農業活用の地域づくりを学ぶ大学生ら計20人余りが参加。議論のテーマは「販路開拓」「高付加価値化」「ICT農業、AI化」など多彩。女性ならではの視点とそれぞれ異なる立場で意見交換し、班単位で提言をまとめていった。くしくも全ての班から挙がったのは、近年急増中の鳥獣被害に関する要望。「もはやクマは珍しい存在ではない」「イノシシに水田の畦畔が何度も壊された」と〝生の声〟で訴え、抜本的対策と狩猟免許取得者増への支援を求めた。

 

飲酒運転根絶へ検問

 遠田署は22日夜、美里町北浦の国道108号を中心に大規模な飲酒検問を行い、飲酒運転に対するドライバーの意識啓発を図った。「飲酒運転根絶運動の日」(毎月22日)に合わせて実施した。忘年会などで飲酒の機会が増えるシーズンを控え、酒を飲んで運転しないように促す狙いもある。署員たちが国道上下2カ所のほか国道に接続する町道で通行車両を停車させ、運転手に検知器に息を吹きかけてもらい、呼気中のアルコール濃度を測った。約2時間の検問の結果、飲酒または酒気帯び運転は確認されなかった。

 

「半導体産業振興室」新設

 県は29日、台湾の半導体大手PSMCと日本の金融大手SBIホールディングスが大衡村の第二仙台北部中核工業団地に整備する半導体工場について、新たな部署「半導体産業振興室」を12月1日付で経済商工観光部内に設置すると発表した。当初は来年度の設置を検討していたが、前倒ししてスピーディーに対応する。

 

インフル流行さらに拡大

 県は30日午前、第47週(20~26日)の感染症発生動向調査週報(速報)を発表した。大崎保健所管内(大崎市など2市4町)の定点医療機関からは、インフルエンザで513人の感染が報告され、前の週から約1・2倍に増加。県全体も約1・4倍となり、流行が拡大している。