2023/11/23


ダムや水源地域利活用

 国直轄ダムがある東北6県の自治体と国土交通省関係者らが交流する「みちのくダム湖サミット」が21日、鳴子ダムのある大崎市鳴子温泉の市鳴子総合支所で開かれた。激甚化する水害に対するダムによる治水や、観光・教育面での水源地域利活用などが報告された。サミットは、東北地方に18基ある国直轄ダムや水源地域を観光、学習といった交流の場として積極的に利活用するため、東北ダム事業促進連絡協議会管理研究部会が主催し、2007年からコロナ禍の20年を除き毎年行われている。14回目となる今回のテーマは「ダムからつなげる人の交流流域の連携そして未来へ」。鳴子温泉での開催は08年の第2回以来で、約100人が出席した。

 

田んぼダムの仕組みや効果学ぶ

 田んぼダムについての出前講座が13、14の両日、美里町中埣、青生両小学校で開かれ、児童たちが仕組みや有用性を学んだ。県は豪雨災害対策の一環で、水田に雨水をためて下流の洪水被害を緩和する田んぼダムに取り組んでいる。農業者の理解と協力が欠かせないことから、大雨被害に近年見舞われている地域の小学生を対象に2021年度に出前講座を始めた。本年度は美里、大和両町の計3校を対象に開催。14日は、青生小の5年生11人が参加した。県北部地方振興事務所と美里町の担当者が田んぼダムの仕組みと効果、利点について、水の排出量を抑える「落水升」を使い説明。町内全ての田んぼに深さ10㌢分の水をためると、小学校のプール1万1000杯分に上ることを紹介した。

 

鳴子の“地産地消”学ぶ

 カーボンニュートラルについて学ぶ東北大学出前授業が11日、大崎市鳴子温泉で開かれた。県北部の小中学生が実験や大学教授の講義を通して、鳴子温泉で活用されている地熱エネルギーに理解を深めた。古川黎明中高とNPO法人スパっと鳴子温泉自然エネルギーの共催。公募で集まった小中学生9人のほか、黎明中高の自然科学部6人が参加し、温泉の熱を暖房に利用している施設を見学したり、温泉水で井戸水を温める熱交換を実験したりした。川渡地区公民館で行われた講義では、東北大教授で同法人理事の村松淳司さんが地球温暖化のメカニズムについて解説。鳴子温泉郷が温暖化の原因となる温室効果ガスを出さない地熱発電を活用し、エネルギーの地産地消を行っていることも紹介した。

 

岩出山城のジオラマ展示

 大崎市岩出山の郷土史家らが10年前に公開した岩出山城のジオラマ(模型)が11、12の両日、岩出山文化会館で開かれた第51回岩出山文化祭で再展示された。山城部分に加え、新たに周辺の城下町まで忠実に再現し、訪れた人たちの注目を集めた。ジオラマは、郷土史研究の第一人者として知られた故・遠藤智一さんによる文献や絵図に基づき、岩出山郷土史倶楽部(宮本耕一会長、会員数15人)が制作。実物の220分の1サイズで、大きさは縦2・7メートル、横1・8メートル。インターネットの製図サイトを駆使して設計図を書き起こし、粘土や砂、バルサ材などで組み立てた。

 

児童の絵画140点展示

 「古川・田尻地区小学生造形教育作品展」(北部地区教育研究会図画工作・美術研究会主催)が大崎市民ギャラリー・緒絶の館で開かれており、学習活動の中で描いた絵画140点が展示され、児童の家族らが訪れて見入っている。27日まで。展示したのは、県造形教育作品展大崎地区中ブロック審査会(同市古川、田尻地域)に出品し、入選した作品。県作品展(25~29日、せんだいメディアテーク)に出展された入選作は含まれていない。会場には学年ごとに展示。低学年はクジラやネコの背中に自分や友達が乗って遊ぶ夢のある作品があり、高学年は校舎やグラウンド、風景、自画像などをテーマに写実的に描いた力作が並び、訪れた人を感心させていた。

 

「みんなを助ける第一歩」

 「第11回税に関する標語の募集表彰式」(登米法人会主催)が12日、登米市南方町のイオンタウン佐沼で開かれた。最優秀賞・登米法人会長賞には佐沼小6年、佐々木楠乃さんの「あなたの税 みんなを助ける 第一歩」、同じく最優秀賞・登米市税務関係団体協議会長賞には新田小6年、及川結仁さんの「街づくり 未来へ一歩 活きる税」が選ばれ、それぞれに表彰状が手渡された。税を考える週間(11~17日)の一環で、税は社会が成り立つ基本であることを児童に啓発し、各家庭での納税意識を高める狙い。市内21小学校の6年生から作品が寄せられた。

 

高齢者と楽しいひと時

 いきいき学園登米・栗原校の第17期卒業生で構成するボランティア団体「いいな会」は9日、栗原市高清水保健福祉センターを訪れ、ディサービス利用者らとゲームや音楽、踊りなどで交流した。お年寄り約30人が参加。初めに高齢者が扱いやすいように空気を半分ほど抜いたビニールボールを使って籠入れやテーブル載せゲームを行い、体を動かした。「上海の花売り娘」の曲に合わせた踊りでは、お年寄りは造花の花束を振って観賞。ひょっとこの面を付けた安来節では、ドジョウすくいのひょうきんなしぐさに笑いの渦が起こった。

 

入賞者に表彰状贈呈

 NPO法人「大崎タイムス福祉部」が主催する第15回小学生作文コンクールの表彰式が7日、大崎タイムス社内で行われ、最優秀賞に選ばれた賀美石小5年、山内優佳さん(10)など入賞した9人に、福祉部理事長の伊藤卓二大崎タイムス社長から表彰状、副賞の図書カードが手渡された。また、最多応募の古川第三小(31人)に表彰状、記念品鳴子こけしを贈った。本年度のコンクールは「ぼくの将来、わたしの将来」をテーマに募集。大崎地方の小学校21校168人から作品の応募があった。応募校は昨年度と同数で、応募児童数は87人増となった。