2023/11/17


「安全安心」の広報役に

 大崎地域広域行政事務組合消防本部が主催する「防火標語」「防火ポスター」両コンクールは9日、組合本庁舎で合同表彰式があり、ともに最優秀賞の2人に賞状が贈られた。青少年への防火思想普及を目的とする恒例事業。中学生対象の標語(応募点数81点)は松山中1年の上田吏桜さん、小学生対象のポスター(同131点)は古川第二小6年の櫻庭凛さんが審査でそれぞれ最優秀となり、この日、幹部職員に大きな拍手で迎えられた。最優秀賞受賞作は来年度、消防本部の「火の用心」啓発活動に利用される。櫻井俊文消防長は「短い文章、1枚の絵画で趣旨がしっかりと伝わる作品。地域内で1年間、『安全安心』の広報役を担ってもらう」とたたえた。

 

個性的な登場人物熱演

 大崎市を舞台にした朗読劇「虹の蛇」が5日、市田尻文化センターで上演された。市教委生涯学習課が主催するワークショップで、3回目となる今回は中学生から70代までの市民15人が熱演し、観客を引き込んだ。朗読劇は、台本を持ったまま演技する劇。「虹の蛇」の脚本を担当したのは、関西で劇団を主宰する太田善也さん。演出と講師は、劇団ユニット「言言(ことこと)」を主宰する俳優の飯沼由和さん(仙台市)が務めた。市民らは7月から稽古に励み、10月には市図書館で2公演を行った。物語は、化女沼に伝わる「照夜姫伝説」を映画化し、大崎市を盛り上げようと奮闘する市民のため、東京から映画チームがやって来る場面からスタート。映画化の資金を巡って話は二転三転し、登場人物たちの〝正体〟も次々とあらわになるが、最後は大どんでん返し。予想外の結末の中に、夢や希望を持つ大切さが込められている。

 

技能五輪「建築大工」に出場

 県北部で伝統的な建築技術を学ぶ2人の若者が、青年技術者日本一を競う「第61回技能五輪全国大会」(厚生労働省など主催)の「建築大工」職種に宮城県代表として初出場する。出場するのは、遊佐建築(大崎市鳴子温泉)の伊藤潤人さん(20)と東北職業能力開発大学校(栗原市築館)住居環境科2年の菊地和真さん(19)。2人は県大崎高等技術専門校(大崎市古川)の指導員から強化訓練を受け、大会に備えた。

 

住宅密集地で火災訓練

 木造住宅密集地を想定した火災対応訓練が12日、大崎市鳴子温泉新屋敷の湯めぐり駐車場一帯で行われた。地元の住民や消防団など計約50人が参加し、防火、防災意識を高めた。秋季全国火災予防運動(9~15日)の一環。10月31日に涌谷町の住宅地で民家など8軒が焼ける火災が起きたことから、同様に木造の住宅が密集している同地区でも実践的な訓練を行うことになった。住民は水消火器を使った初期消火訓練や、煙が立ち込めるテントに入る煙中体験などに取り組んだ。消防団は鳴子消防署と合同で一斉放水訓練を行い、駐車場周辺の山林などに放水した。

 

無の境地で書き写す

 大崎市古川鶴ケ埣の江渕寺で4日、約4年ぶりの写経会が開かれた。市民ら14人が参加し、線香の香りが漂う静かな本堂で般若心経を1字ずつ真剣に書き写していた。同寺は2020年4月に写経会を開く予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大で断念。マスク自由化や5類移行などを受け、この日の再開にこぎ着けた。参加者は手本の上に紙を置き、一筆一筆丁寧に写経。1時間ほどかけて書き写した後は、末尾に願い事や不安事などをしたためた。希望者は釈迦の絵を写す写仏も行った。

 

満席300人うっとり

 古川マンドリンクラブの定期演奏会が5日、大崎生涯学習センター・パレットおおさきで開かれた。マンドリンの合奏やゲストのバイオリン演奏、コーラスグループとの共演が行われ、聴衆は多彩な音色に耳を傾けた。同クラブはことし創立92周年。定期演奏会は毎年この時期に開いており、今回は4部構成で実施した。会場には約300人が訪れ、座席は満員に。音楽に合わせてリズムを取ったり、目を閉じて聞き入ったりしていた。

 

ステージ、展示に住民躍動

 大崎市田尻地域の秋の祭典「たじり文化祭」(田尻文化協会など主催)が3日、市田尻文化センターと沼部公民館で開かれた。天候にも恵まれ、訪れた人たちが地場産の食の恵みと文化の競演に酔いしれた。通常規模での開催は4年ぶりで、新みやぎ農協の農協祭と約20年ぶりに合同で実施。1000人ほどの来場者でにぎわった。演芸の部に民謡や舞踊、レクリエーションダンスなど23団体、延べ130人余りが出演。展示部門には、9団体54人と地域内3小学校の児童33人が手掛けた書や生け花、絵手紙、絵画などが並んだ。

 

自ら育てた花植栽

 南郷高(生徒数37人)産業技術科で野菜や花卉類の栽培を学んでいる生徒が6日、県大崎合同庁舎前の花壇に自ら栽培した花を植え、花壇を青紫や紫、白の花で彩った。2008年に始めた取り組みで、15年を迎えた。2年生2人が、県章をかたどった花壇3カ所に深さ10センチほどの穴をスコップで掘り、パンジー100株を植栽。雑草を取り除いたり肥料をまいたりして環境を整えた。柳田挨絆さん(17)は「花を目にした人が幸せな気持ちになってくれればうれしい」と期待していた。

 

インフルエンザ猛威続く

 県は16日午前、第45週(6~12日)の感染症発生動向調査週報(速報)を発表した。大崎保健所管内(大崎市など2市4町)の定点医療機関からは、インフルエンザで216人の感染が報告され、前の週からほぼ横ばい。県全体はわずかに減少したが、依然として警報レベルの猛威が続いている。