古川ガス(鈴木勝利社長)は、営業車を改装して家庭用ガス衣類乾燥機の移動PR車を自社製作し、性能をアピールしている。軽ワゴン車を加藤浩志営業部営業開発係長(49)が改修した。合板の上に鉄の素材で土台を組み、乾燥容量6㌔のガス乾燥機(重量40㌔)を備え付け、車内に設置した。小型ガスボンベを積み込み、実際に稼働させることができる。改修は加藤係長が手作業で行い、6月にPRに出向くようになった。改修費は40万円程度という。
 第40回王貞治旗争奪少年野球選手権大会(大崎タイムス社主催、大崎市古川野球協会主管)は27日、大崎市古川の諏訪球場で開かれ、決勝で古小タイガースが古川ドジャースを8−0(3回コールド)で破り、9回目の優勝を果たした。最優秀選手には古小の遠藤大夢選手、優秀選手には古川の髙橋優歩選手が選ばれた。大会には大崎市内の4チームが出場し、熱戦を展開。決勝は古小が初回に古川の守備の乱れなどから一挙6点を奪い試合の流れを決定付け、3回コールドで圧勝。優勝回数最多記録を更新する9回目の制覇を成し遂げた。鷹觜幸三監督は「優勝は日頃の練習を選手たちが頑張った結果。世界の王さん寄贈の優勝旗をどのチームより手にできてうれしい」と感想を語っていた。鷹觜凛人主将は「選手一丸となって試合に臨み、優勝することができた。1試合目はもたつくプレーもあったが、決勝は打撃力で勝利できた。連覇できるよう後輩たちも頑張ってほしい」と期待していた。

 酒米の蒸し器「甑」...
 秋の交通安全県民総ぐるみ運動(9月21~30日)に伴い、加美地区交通安全協会と加美署は25日、加美自動車学校で小中学生を対象にした「自転車リーダー育成講習会」を開いた。講習会は、受講した児童生徒を「自転車リーダー」に委嘱し、各校で交通安全の先頭に立って活動してもらおうと、同自動車学校の協力を得て実施。加美郡内の小中学生16人が参加した。

 第75回社会を明るくする運動「子ども・いきいき・サッカー教室inおおさき」(社会を明るくする運動県推進委員会、同運動大崎市推進委員会、大崎地区保護司会主催)が23日、大崎市古川の新江合川緑地公園サッカー場で開かれ、参加した児童は仲間と楽しみながらドリブルの基本などを学んだ。「社会を明るくする運動」は、犯罪や非行の防止、罪を犯した人らの更生に理解を深めることを目的に全国で展開されている。サッカー教室はその一環で、子どもたちの健全育成を図ろうと、県内各地持ち回りで実施している。
 鳴子消防署は22日、大崎市社会福祉協議会や東北電力ネットワークと連携し、大崎市鳴子温泉鬼首地区の高齢者世帯で防火指導を行った。配電盤や住宅用火災警報器(住警器)などを点検し、火事に気を付けるようアドバイスした。老人週間(15~21日)に合わせて毎年実施している取り組み。ことしは同署管内で署から最も遠い鳴子温泉鬼首岩入地区に住む65歳以上の1人暮らし高齢者宅や高齢者世帯計10軒を訪ね、住警器と配電盤の設置や動作状況、緊急連絡先などを確認した。東北電力ネットワーク古川電力センターの社員は配電盤を点検し、汚れの有無や漏電ブレーカーが正常に機能しているかを点検。コンセント周りにほこりがたまらないよう小まめに掃除することや、たこ足配線をしないことなどを指導した。

 大崎市岩出山真山の真山白河家をテーマとした企画展「書写収集事業−真山白河家の歴史と書写資料−」が、岩出山の旧有備館および庭園で開かれている。奥州白河結城家の血を引く同家の盛衰や、「白河結城家文書」を集めた松平定信との関係などを紹介している。真山白河家のルーツは、戦国時代の下総国白川荘(現在の福島県白河市)を治めた白河結城家にさかのぼる。豊臣秀吉の小田原攻め遅参を原因とした領地没収と一族離散、白河義親、義名兄弟の伊達家家臣入り、江戸期の改易、お家再興などを経験した。白河結城家文書は、白川荘を治めていた時代に成立した文書群。改易没落などで分散したが、白河藩主を務めた老中松平定信が隠居後の1812(文化9)年ごろから、文書の書き写しとその収集を友人、知人の藩主や有力者に依頼。真山白河家でも文書を書き写す取り組みを行った。企画展は、市教育委員会と東北大東北アジア研究センター上廣歴史資料学研究部門が主催。同家から見つかった書写資料の一部を含む62点を展示。書状や文書目録、鳴子の本山銅山再開発の記録などを並べた。白河家の栄枯盛衰もパネルで紹介している。
 古川学園中高は18日、柔道のクラブチーム「欅塾」を発足させた。柔道経験の有無に関係なく5歳から大人までを対象にしたクラブで、週1回、楽しみながら専門的な技術を学ぶことができる。「地域に開かれた学校づくり」の一環で、昨年5月に開講した「大人の柔道部」に続く第2弾。欅塾は柔道をしたい人のほか、身近に柔道を教える場がない指導者の受け皿になるのも狙いで、栗原市志和姫中柔道部顧問の佐々木香緒莉教諭が首席指導者を務める。この日は発足式と初練習が行われ、佐々木教諭のほか古川学園高柔道部OBらが受け身や乱取りを披露。柔道に興味がある親子連れらが見学に訪れ、子どもたちは体の大きな大人を投げ飛ばすことも体験し、柔道の楽しさを感じている様子だった。

 開業135年を迎える小牛田駅とともに発展してきた〝鉄道のまち〟美里町。列車や駅舎で使われていた装置などの紹介を通して町の歩みに触れてもらう企画展が、同駅構内の町総合案内所で開かれている。町地域おこし協力隊の久田大貴さん(50)が着任後1年4カ月にわたる調査や聞き取りで調べ上げ、初開催にこぎ着けた。国鉄時代の装置などファン垂ぜんの鉄道グッズ60点余りが展示されている。30日まで。
 県下一斉の「秋の交通安全県民総ぐるみ運動」(21日~30日)に先立つ19日朝、大崎市と古川署、関係団体による合同出動式が市役所駐車場であり、約250人が〝安全安心なまち〟実現を誓った。出動式で、伊藤康志市長(=市交通安全推進協議会長)は「市民が悲惨な事故の当事者にならないよう、総ぐるみで一体的かつ強力な取り組みを展開していく」とあいさつ。式終了後、警察車両と交通安全指導車がパトロールへ出動。引き続き催された街頭キャンペーンでは「横断歩道は歩行者優先」「全席シートベルト着用」など標語入りサインボードやのぼり旗を全員で掲げ、通勤の車両や歩行者に注意喚起した。

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