2007年1月21日付け

宍戸治一選手 故郷に凱旋(がいせん)
仙台戦連勝に貢献、欠かせない戦力に

 男子プロバスケットリーグ、bjリーグ大阪エヴェッサのポイントガード(PG)宍戸治一(24)が奮闘している。1月13、14日の仙台戦では、恩師や後輩らが見守る中、速攻の先頭を疾風のように走って得点機を量産。持ち前の攻撃力を見せつけた。

 2年目の今季、立ち上がりは決して順調ではなかった。チームは開幕当初、PGに新人選手を起用し、ベンチから戦況を見守る日々が続いた。さらに昨年12月には右足負傷で4試合を欠場。昨季王者も黒星先行の序盤戦を強いられた。

 だが、宍戸にあせりはなかった。「自分と斉藤(新人選手)ではプレースタイルが違う。チームが自分に何を求めているか、自分自身が一番わかっているから」。

 復帰2試合目は、自己最多となる31分の出場を果たし、連続3点シュートなどで10得点。迎えた仙台戦でも縦横無尽にコートを疾走し、走り勝つ試合展開に持ち込んだ。ともに接戦となった連戦を制し、チームの首位浮上に大きく貢献した。

 恩師も成長ぶりに目を細めた。岩出山スポーツ少年団の恩師、笠原良治さんは「プレーの積極性が昨季とはまったく違う。外国人選手をよくコントロールしている」と話した。同スポ少の氏家拓真君(12)は「スピードがすごい」と、先輩のプレーに見入った。

 不動のPGだったロティックが今季、シュテーティングガード(SG)の位置に移り、必然的に宍戸の出場時間も増した。「自分がボールを速く運び、ロティックが点を決める」と、役割はシンプルだ。「プレー時間をもっと延ばして、優勝に貢献する」と力を込める。

 大阪のリーグ連覇に向けて「ハル」は欠かせない戦力になっている。(第1報道部 都築 理)

岩出山スポ少の宍戸応援ボードは大阪戦の風物詩に 試合後、母校・仙台高の後輩から花束を贈られる。左は同校出身の仙台・間橋アシスタントコーチ ポイントガードとして試合を組み立てる宍戸
交代出場を前に、戦況をじっと見つめる リバウンドを競り合う仙台、大阪両チームの選手。迫力ある空中戦はbjリーグの醍醐(だいご)味だ 1月13日の仙台戦、第1クオーター、宍戸が速攻から切り込んでレイアップシュートを決める
ハーフタイムアトラクションでは、岩出山スポ少児童が景品のボールを獲得