佐藤市長(左)から署名簿を受け取る小山さん

拉致認定の署名620人分
栗原市
佐藤市長が義兄・小山さんへ

 宮城県栗原市は、38年前に東京で失踪(しっそう)した加美町出身の早坂勝男さん=当時(24)=を北朝鮮による拉致(らち)被害者と認定するよう求める署名活動の協力要請を受けて、職員620人の署名を集めた。13日、栗原市役所を訪れた早坂さんの義兄、小山巌さん(67)=加美町字原=に佐藤勇市長が署名簿を手渡した。

 1月12日、小山さんが佐藤市長に署名への協力を要請。佐藤市長は「近隣に、拉致被害が疑われる状況にある人がいるのはお気の毒なことです。市当局としても、職員に署名を呼び掛けるとともに、議会や行政区に対しても署名の協力を呼び掛けていきたい」と協力を約束。1月31日までの約半月間で、全職員(1600人)の3分の1を超える620人が署名した。

 13日、署名簿の受け取りに訪れた小山さんに、佐藤市長は「拉致被害者として認定されることを祈っています。6カ国協議の進展がよいきっかけになってほしい」と声を掛けた。小山さんは「協力していただきありがとうございました」と礼を述べた。

 この日、小山さんは大崎市からも署名も受け取り、これまでに集まった署名は31000人分を超えた。「特定失踪問題調査会」を通じて直接、政府に署名を提出する予定。(第2報道部 佐々木和彦)