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県内すべての町村長に署名活動への協力を求める小山さん(中央奥) |
38年前に東京で失踪(しっそう)した宮城県加美町出身の元印刷工、早坂勝男さん=当時(24)=の家族らは9日、仙台市青葉区で開かれた県町村会「町村長会議」に招かれ、県内すべての町村長に署名活動への協力を求めた。町村長からは「ぜひ手伝いたい」などの声が。加美郡から始まった署名の輪が県内全域に広がりそうだ。
町村会長職務代理者の佐々木功悦・美里町長や星明朗・加美町長らが働きかけ、家族らを町村長会議に招いた。
早坂さんの義兄で行政区長、小山巌さん(67)=加美町字原=は「千葉にいる兄の家に行ったきり行方不明になった」などと当時の状況を説明。「認定には北朝鮮での目撃情報が必要。ハードルは高いが、特定失踪者の家族も努力していることを政府に理解してもらいたい」と訴えた。
佐々木・会長職務代理者も「家族の真意をくみ取り、職員や来庁者、町村民を対象に署名を集めてほしい」と呼びかけた。
9日までに集まった署名は27502人分。大崎・栗原の2市4町をはじめ、県、仙台市も取り組んでいる。渡辺政巳・丸森町長は「拉致(らち)の疑問があれば政府が調査に乗り出すべき。署名活動には全面的に協力したい」と述べた。(第1報道部 板垣英人)