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村井知事から署名簿を受け取る家族ら |
38年前に東京で失踪(しっそう)した宮城県加美町上野目出身の元印刷工、早坂勝男さん=当時(24)=の北朝鮮拉致(らち)認定を政府に求める署名活動で、家族らは26日、県庁と仙台市役所を相次ぎ訪れ、村井嘉浩知事や相沢光哉県議会議長、梅原克彦仙台市長らに協力を要請した。村井知事は「(北朝鮮による拉致に)強い憤りを感じる。県としても早坂さん救出に向けて取り組みたい」と理解を示した。
村井知事は、今月4日から職員有志を対象に実施していた署名活動で集まった3567人分の署名簿を提出。「家族が突然いなくなるという心境を考えると心が痛む。県内に拉致被害者はいないと思っていたが、今後は一日も早い解決を政府に働きかけたい」と述べた。
梅原市長も「他国民をある日突然、袋詰めにする、絶対に許されない不法行為」と厳しく指摘。「日本人の一人として最後まで戦っていきたい」と、県市長会長としての協力も約束した。
昨年12月下旬から全住民を対象に署名活動を実施していた色麻町もこの日、家族らに4676人分の名簿を提出した。町民の約6割が協力した計算だ。
この日までに集まった署名は、加美町の約10000と、兄妹らが独自に街頭などで集めた約3000を加えて21000人分を超えた。特定失踪者問題調査会の荒木和博代表は「政府に認定されていない失踪者のためにこれほどの署名がわずか1カ月で集まるのは全国でも異例」という。
勇治さんは「応援をいただき心強く思っている。弟の無事が確認できるまで粘り強く活動していきたい」と語った。(第1報道部 板垣英人)