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両親が眠る墓の前で弟の早期帰国を願う小山さん |
38年前に東京で失踪(しっそう)した宮城県加美町上野目出身、早坂勝男さん=当時(24)=の63歳の誕生日となった22日、家族らは早坂さんの両親が眠る墓を訪れ、静かに手を合わせて早期帰国を願った。
実家近くにある墓を訪れたのは、早坂さんの姉で無職、小山よし子さん(64)と夫で行政区長、巌さん(67)=加美町字原=の2人。小山さんらは墓前に花をたむけて、昨年末から早坂さんの拉致(らち)認定を求める署名活動が県内各地で行われていることを報告した。
小山さんは「両親は最期まで勝男のことを心配していた。長期戦になるかもしれないが、みなさんとともに勝男が見つかるまで運動したい」と語り、1つ年下の弟の安否を気遣った。
早坂さんは印刷会社に勤務していた1968(昭和43)年4月ごろ、東京都内のアパートに預金通帳や印鑑などを残したまま姿を消したとされる。家族らは「北朝鮮が偽札造りのために拉致した」とみて、昨年末から署名活動を本格化させた。加美町をはじめ大崎地方の市町や組合、企業などがこぞって署名活動に協力している。(第1報道部 板垣英人)