佐藤市長に署名協力を要請する小山さん(中央)

栗原市でも署名活動
加美町出身 早坂さん
佐藤市長が協力を約束

 38年前に東京で失踪(しっそう)した宮城県加美町出身の早坂勝男さん=当時(24)=を北朝鮮による拉致(らち)被害者と認定するように求める署名活動が栗原市でも行われることになった。

 12日午後、早坂さんの義理の兄、小山巌さん(67)=加美町字原=と皆川章太郎県議会議員らが栗原市役所を訪れ、佐藤勇市長に協力を求めた。

 佐藤市長は、胡錦涛(こ・きんとう)中国国家主席の来日が決定したことなどを挙げて「拉致問題の解決には、中日、中韓の関係が良くなることが重要であり、今回の訪日決定は喜ばしいこと」と語った上で、早坂さんについても「近隣に、拉致被害が疑われる状況にある人がいるのはお気の毒なことです。市当局としても、職員に署名を呼び掛けるとともに、議会や行政区に対して署名の協力を呼び掛けていきたい」と話し、署名への協力を約束した。

 早坂さんの拉致認定を求める署名活動は、早坂さんの出身地の加美町をはじめ大崎市や美里町、涌谷町などでも動き出しているほか、宮城県や仙台市などでも職員を対象に署名活動を行うことにしており、世論の関心も次第に高まってきている。(第2報道部 佐々木和彦)