署名簿を渡して協力を呼びかける小山さん(左)

家族ら協力呼びかけ
加美町出身の早坂勝男さん
伊藤・大崎市長「1日も早い解決を」

 38年前に東京で失踪(しっそう)した宮城県加美町出身、早坂勝男さん=当時(24)=の家族らが12日、大崎市役所を訪れ、署名活動への協力を伊藤康志市長に求めた。

 市長室を訪問したのは、早坂さんの義兄で行政区長、小山巌さん(67)=加美町字原=ら3人。失踪時の状況や署名活動の推移などを伊藤市長に説明し、署名簿やポスターを渡して協力を要請した。

 伊藤市長は「国民として、政治家としてこの問題に関心を抱いている。(拉致は)人格を冒とくする大問題。あらゆる機会で市民に周知を呼びかけ、1日も早く解決するように協力したい」と語った。市は15日の幹部会議で話し合い、職員を対象にした署名活動などを実施する計画。

 早坂さんを救う輪は徐々に広がっていて、加美町と色麻町が先月から住民を対象に署名活動を展開。今月4日からは県が職員約5000人を対象に、同11日からは美里、涌谷両町も動き出した。仙台市も15日から、職員約1万人を対象にした署名活動を実施する。(第1報道部 板垣英人)