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署名に応じる晴れ着姿の新成人 |
38年前に東京で失踪(しっそう)した宮城県加美町上野目出身、早坂勝男さん=当時(24)=の家族らは7日、同町の中新田バッハホールで開かれた成人式で、政府に拉致(らち)認定を求めるための署名を新成人らに求めた。
ホール入り口付近に設けられた記帳所では、早坂さんの弟で会社員、胞吉さん(57)=仙台市泉区=や義兄で行政区長、小山巌さん(67)=加美町字原=らが「加美町にも拉致(らち)された疑いがある人がいます。署名にご協力ください」と訴えた。
星明朗町長も式典で「みなさんのように夢を持って生きていたのに突然、希望を断ち切られた人もいます。対岸の火事と考えず、世界に目を向けてほしい」などと拉致問題に関心を持つように呼びかけた。
新成人や保護者らの協力で、この日だけで約200人分の署名が集まった。加美町四日市場、専門学校生、田中佑樹さん(20)は「うちの町でも拉致があったなんて知らなかった。一人ひとりの願いが大きな力になってくれれば」と話していた。
家族らは今月下旬、特定失踪者問題調査会を通じて安倍晋三首相に署名を提出する予定。(第1報道部 板垣英人)